令和6年第4回定例会

一般質問のあらまし

水上務 議員

水上務議員

1. 運動公園に関する件 

  運動公園リニューアルオープンのため工事中ですが、樹木を伐採しており、市民よりもう少し樹木の保存を検討する必要があったのではないかとの苦情が寄せられておりますが、どうして今日のように伐採されたのかお尋ねいたします。

吉田直樹 議員

吉田直樹議員

1. トマト共同選別施設更新に関する件

 北斗市の農業は米と野菜などによる複合経営が主であり、野菜のうち主力作物の一つであるトマトは農業振興対策として本市でもトマトの作付けを推進・支援してきているところであります。
 トマト共同選別施設は、本市の基幹作物で高収入作物であるトマトを、全国の市場に出荷するためのなくてはならない施設であります。
 既存の共選施設は老朽化が進み、故障や選別能力の低下、また共選のパートの不足などの様々な問題が発生しており、市内のトマト生産者からは1日でも早い更新、稼働が急務であるという声を多数聞いております。
 令和6年7月に開催された、第5回産業建設常任委員会でトマト共同選別施設更新に向けた新函館農業協同組合との協議状況が中間報告され、9月の第3回定例会では新関一夫議員の一般質問でもこの内容が議論されました。
 しかし、10月の第6回産業建設常任委員会に報告された内容は新函館農業協同組合から今までの計画が全面変更されたとの報告でした。
 そこで、以下の件について質問いたします。

(1)トマト共同選別施設更新に関する北斗市と新函館農業協同組合との現在に至るまでの協議内容を改めてお聞きします。
(2)計画変更に伴うトマト共同選別施設更新に向けての今後の取り進めについてお聞きします。

工藤秀子 議員

工藤秀子議員

1. 子どもの健康に関する件

(1)北斗市の児童生徒の健康診断は定期的に行われていると思いますが、児童生徒等の健康診断と就学時の健康診断の内容をお知らせください。
(2)母子保健事業における乳幼児の健康診査が行われていますが、内容をお知らせください。

2. 選挙の投票率向上に関する件

 今回の衆議院議員選挙の結果でも分かるように、北斗市の投票率が低下していますが、行政としては何らかの手を打たなければと思います。
 そこで、お尋ねいたします。
 前回からの国政の選挙投票率の推移と道議・市長・市議会議員の推移をお知らせください。
 また、今後、投票率向上のための対策を考えているか伺います。

伊藤洋平 議員

伊藤洋平議員

1. 外国人労働者に関する件

 日本では少子高齢化に伴い深刻な人材不足が続いております。
 一方、日本での外国人労働者は増加しており、厚生労働省の「外国人雇用状況の届出状況」によると、2023年10月末時点で外国人労働者は約205万人と過去最高となっております。
 2024年6月には日本の人手不足分野における人材育成と人材確保を目的として、技能実習に代わる新たな制度「育成就労」を新設するための関連法の改正が、国会で可決・成立しました。
 北斗市では、「北斗市まち・ひと・しごと創生総合戦略」において、「外国人技能実習生や受け入れ企業のニーズを踏まえ、日常生活における課題や暮らしに関する各種手続き、町内活動への参加呼び掛けなど、全庁横断的な体制で受け入れ環境の整備を図る」とされております。
 各産業分野において人材不足が顕在化している中、外国人労働者の受け入れは地域の担い手、労働力確保の観点からも取り組まなければならない問題であることから次の質問をさせていただきます。

(1)全国的に空き家が増加していく中、北斗市では空き家対策として「北斗市空き家バンク利活用事業補助金」や「北斗市空家住宅等除却補助金」などの政策が行われております。
 これから、さらに空き家が増加することが見込まれる中、現在の空き家対策に加え、外国人技能実習生の居住用に空き家を改修する際にも、空き家対策補助金を活用できるよう制度を拡充してはいかがかと考えますがどのようにお考えか。
(2)外国人技能実習生受け入れ、多文化共生社会実現の取り組みとして、外国人の方にも寛容な「魅力あるまちづくり」を行政だけではなく、地域住民が一丸となって進めていかなければなりません。
 例えば、町内の行事やお祭り、イベント事業に参加していただき、地域住民との交流の場を設けたり、外国人技能実習生同士の交流の場を設けること、地域住民に対して外国人に対する偏見や不当な差別を地域からなくす啓発活動を行うことも、就労する外国人労働者や地域住民にとって、共生する上での一つの安心材料になると考えます。
 市長は多文化共生社会を実現する支援、施策についてどのようにお考えか。

2. 地域資源の活用・保全に関する件

 北斗市には、桜の名所、きじひき高原展望台、キャンプ場、匠の森公園など魅力的な地域資源、施設があります。
 これらの地域資源を磨き上げ、活用することや保全していくことは、新しい地域の魅力の発見や、シティプロモーション、地域住民の愛着や誇りの醸成につながります。
 昨年から、北斗市運動公園のリニューアルが行われ、今年9月にオープンされた「よちよち広場」では、大変多くの方が楽しまれたことと存じます。
 新設されるものもある一方、老朽化が進むものや、自然相手に保全を考えなければならない資源もあります。
 これらの地域資源を今後どのように磨き上げ、活用・保全していくのか次のことについてお伺いします。
 
(1)今年の春、北斗市の桜は渡り鳥の鷽(ウソ)による食害で、桜の名所の花が非常に少ない状況となりました。
 この状況に対し、市長は対策等をどのようにお考えか。
(2)松前藩戸切地陣屋跡の桜の木は、樹齢を過ぎ、朽ちている木も多く見受けられますが、これらの桜の木に対し、腐敗処理や植え替えなど保全に関してどのようにお考えか。
(3)きじひき高原キャンプ場のバンガロー付近の炊事場が何年も傾いたままになっているので改修すべきと考えるがどのようにお考えか。
(4)匠の森公園の研修センター活用について、例えば、今後民間事業者に委託し、カフェや宿泊施設などの活用方法を考えてみてはいかがか。
(5)北斗市の地域資源の活用方法について、アクティビティの創出なども含め民間事業者と包括連携を組むなどの考えはないか。

前田治 議員

前田治委員

1. 使用料等の引き上げに関する件

 日本経済は、いわば「失われた30年」により、長期にわたる経済の停滞と衰退の下で賃金は低下し、年金は上がらず、物価高騰が襲いかかり、市民に深刻な打撃となって現れ、市民の暮らしが苦しくなる一方という状況にある中、市長が行うべき施策は、市民負担を極力軽減するなど、市民の暮らしを守ることにあると考えます。
 今回、市長が行おうとしている使用料等の各種引き上げは、市民の願いに逆行するもので、到底容認できるものではありません。
 以下の点についてお伺いします。

(1)市長は、市民の暮らしの現状をどのように認識しているのかについて。
(2)市長の政治姿勢として、市民負担を極力軽減するという考えはないのかについて。
(3)現在、市民サークルが利用する場合は無料となっているピアノ使用料が、将来有料化する可能性はあるのかについて。

2. 商店街等元気づくり事業補助に関する件

 市は、若者や高齢者、女性の起業を支援するとともに、既存商店街や人口減少が著しい地域等の活性化を図ることを目的として、市内の空き店舗等を活用する事業者に対し、事業所や店舗を営業する場合の改修費用などについて補助制度を実施していますが、以下の点についてお伺いします。
 
(1)制度の開始から現在までの年度ごとの申請件数、認定件数及び現在まで事業を継続している件数について。
(2)本補助制度の実施効果及び必要性をどのように認識しているかについて。
(3)本補助制度の今後の実施計画について。

3. 公害対策に関する件

 市は、北斗市公害防止条例の目的として、「市民の健康で文化的な生活を確保する上において、公害の防止が極めて重要であることに鑑み、公害の防止に関する市の施策の基本となる事項その他必要な事項を定め、もって市民の健康を保護するとともに、生活環境を保全する」とした上で、北斗市公害対策審議会を組織し、調査及び審議を実施しています。
 以下の点についてお伺いします。

(1)北斗市公害対策審議会条例では、審議会は、委員10人で組織するとなっているが、現委員の氏名及び役職をお知らせください。
(2)昨年度及び今年度、審議会が開かれた回数と審議項目をお知らせください。

仲村千鶴子 議員

仲村千鶴子議員

1. RSウイルス感染症予防策に関する件

 新型コロナウイルス感染症が5類へ移行して1年以上が経過し、この間、新型コロナが流行していた時期には流行が抑えられていたA群溶血性レンサ球菌咽頭炎や咽頭結膜熱、RSウイルスなどの感染症が流行し、感染規模も例年よりも大きくなっております。
 RSウイルス感染症というのは発熱など、風邪の症状を伴う呼吸器感染症として知られており、咳などの飛沫や接触によって感染し、乳幼児では1歳までに半数以上、2歳までにはほぼ100%がかかります。
 2歳未満の乳幼児では、毎年12万~14万人がかかり、その約4分の1(3万人)が入院を必要とするとされています。
 一方、高齢者は年間70万人かかり、このうち入院が約63,000人、入院患者の死亡数は約450人と推定されているそうです。
 高齢者が死亡する率はインフルエンザの同等以上であると報告があります。
 RSウイルス感染症の症状や日常生活における予防方法、流行状況を周知し、積極的に感染予防への注意喚起と市民の命を守るためRSウイルス感染症の予防接種費用の助成について市の見解をお伺いいたします。

日笠朝子 議員

日笠朝子議員

1. 北海道新幹線トンネル工事掘削発生土に関する件

 北海道新幹線工事では、渡島トンネルで複雑な地質が続き、先を見通せない難工事となっています。
 北海道新幹線トンネル工事掘削土の要対策土を受け入れた村山地区受入地では、2年以上にわたり地下水から国の環境基準値を超えるセレンが検出され続け、昨年10月からセレン浄化システムが稼働中です。
 また、村山地区受入地で受け入れる条件を満たさない発生土は、柳沢地区仮置場に搬入されています。
 北海道新幹線の札幌駅開業時期をはっきりできない時だからこそ、要対策土を完全に閉じ込める処理場を考える時だと考えます。
 そこで、以下の点についてお伺いします。

(1) 村山地区受入地における地下水モニタリング観測孔B-3、B-3-1、B-5の7月10日以降のセレン数値の傾向をお知らせください。
(2) セレン浄化システムの稼働状況と今後の見通しについてお知らせください。
(3) 柳沢地区仮置場のレイアウト変更状況、現状についてお知らせください。

2. 防災トイレに関する件

 本市においては、第2期北斗市防災備蓄計画に基づき、避難者6,000人分を目標に非常食、飲料水、毛布などの備蓄を進めていますが、その中で、簡易トイレについては、清川防災倉庫に令和5年7月で18個という備蓄状況です。
 大地震の際には、上下水道管やトイレ配管の破損、大雨の時には下水道や浄化槽、便器の浸水などが起こることが想定され、災害時のトイレ対策について真剣に取り組むべきだと思います。
 以下の点について伺います。

(1) 現在の簡易トイレの備蓄状況。
(2) 災害時のトイレ対策。

山本正宏 議員

山本正宏議員

1. 公害に関する件

 市長は就任以降、公約として政策のメインアジェンダ(テーマ・課題)にSDGsを掲げております。
 その上で、今回は公害について質問いたします。
 企業は社会的使命、モラル、責任を担っております。
 令和6年10月末から11月初めにかけ、谷好・富川地区一帯広範囲に真白な降灰に見舞われたと聞いています。
 複数の住民から情報・苦情が寄せられています。
 この物質は極めて粘性が強く、車の洗浄は水洗いで除去困難なもので私も触感しております。
 企業側は住民・地域により異なった対応で因果関係で責任回避ともとれる曖昧な対応で一貫性に欠ける不誠実な説明が見受けられ、泣き寝入りしなければとの嘆きを訴える住民もおります。
 次の点についてお尋ねします。

(1)市長は、この事態をどう考えるか。
(2)市は、この状況をどこまで把握し、苦情は何件か。
(3)市は、この事態を住民説明会を含め、どのようにどこまで調査するのか。
(4)市民の安全・安心の担保を企業に求めるべきと考えるがどうか。
(5)当該企業と公害防止協定を締結しているか。
 その時期はいつか。
 以上、御答弁願います。

宮川勇 議員

宮川勇議員

1. 輓馬競技大会に関する件

 昨今、アフターコロナへ転換し、少しずつ催事が増えつつありますが、その催事の一つである当市内で行われている輓馬競技大会についての質問であります。
 これまで長い歴史があり、渡島家畜商商業協同組合北斗大野支部が主催する7月の大会は今年で90回となっています。
 また、当地の渡島家畜商商業協同組合の一員の方が開催する大会は、毎年10月に行われて約30年続いております。
 大会には、全道はもとより、青森、秋田、茨城などからも出場者が来ており、大きな経済効果があります。
 両者と市との関わりについて質問であります。

(1)これまで、市と輓馬競技大会主催者である組合とはどのような協力体制で行ってこられたのか。
(2)当市内で行われている輓馬競技大会は、300人から600人の参集が見込まれていると聞いておりますが、地域活性化をもたらす一助として、経済効果はどのように考えるか。
(3)開催に関する周知などを含め、今後、輓馬競技大会をどのように発展させる考えがあるのか。

髙村智 議員

髙村智議員

1. 北斗市役所の職員採用に関する件

 職員採用試験について以下の点についてお聞かせください。

(1)この5年間での採用試験において、合格通知を受け取った方の中で採用人数と、採用に至らなかった人数を、各年の状況を上級・初級別にお聞かせください。
(2)この5年間の採用人数と退職者の数を各年それぞれお聞かせください。
(3)全国各地で公務員試験のハードルが下がっていると聞きます。
 面接時において、受験生に職員が逆面接を受けていると受験者側の指導をしている方から聞きました。
 試験を終えてから、あそこの自治体の〇〇は態度が横柄だったとか、あんな上司のところで仕事をしたくないなどの報告が増えてきたとも伺っております。
 現在、北斗市では面接をどのような体制で行われているのかお聞かせください。

2.LEDリース事業に関する件

 リースで設置した5箇所について伺います。

(1)設置してからこれまでの電気使用料の削減効果はどのようになっているのか。
(2)令和4年第2回定例会時のLEDに関する資料の積算根拠をお知らせください。

3. 学校給食費無償化に関する件

 令和6年第3回定例会で北斗市の小・中学校の学校給食完全無償化に関する請願書が出され、反対の立場での討論の中で、『池田市長と意見交換をした時に保育園の副食費や給食費の無償化を早急に取り組むべき』という発言と、さらに、『学校給食費の完全無償化よりも、市長が言っていた保育園等の保護者負担軽減が先である』との発言がありました。
 これらの発言について市長はどのような考えで発言されているのか。
 子育て支援の施策に影響のある内容なので直接お聞かせ願えればと思います。

新関一夫 議員

新関一夫議員

1. トマト共選施設改修に関する件

 この件は先般の第3回定例会一般質問でお聞きしておりますが、農協より計画変更がなされたとの話が伝わってきております。
 変更になった理由と、変更後の概要についてお聞きします。
 また、市の対応の見通しについてお知らせください。
 また、以下の点についてもお聞きします。

(1)農協が示している年間計画処理数量5,400トンについて、近年のトマト収穫量の減産傾向に鑑み、その妥当性についてどのように考えているのかお聞きします。
 また、5~10年の長期的見通しとして、生産者の高齢化による生産高への影響についても合わせてお知らせください。
(2)計画処理量の増減が、施設整備費(機械設備・建屋)に与える影響額についてどのようにとらえているのかをお聞きします。
 また、北斗市内の生産量だけを処理する場合の施設整備費についてお聞きします。
(3)広域で本事業を行う場合の事業主体についてどのように考え、農協を含め、 他自治体に対し、誰が、どのように協議・協力要請を行うのかお聞きします。
(4)施設園芸用ハウス等導入事業補助金について、前回の私の質問に対し、ある一定の基準を設けながら、現在地での建て替えも補助対象になるよう検討したい旨の答弁がありましたが、その見通しについて伺います。 

2. 学校給食完全無償化に関する件

 先の定例会で無償化への請願が不採択となったことは周知の通りです。
 しかし、市民1,124名の署名を添えた、12年ぶりの請願は大変重いものと考えています。
 先の第3回定例会において、工藤議員の「給食費の完全無償化の考えはあるのか」との質問に対し、市は「国の動向を見極めるとともに、当市の財政運営への影響などを総合的に勘案し、判断していく」と答弁しており、年間約1億円の財政負担について、財政規律の面から難しいとしています。
 新しい事業をやらないための理由付けは、ごまんと用意できますが、実行するための方法は積極的に探さねばなりません。
 「無償化」を進めるべきとの立場から、以下お聞きします。

(1)少子化対策・子育て支援策等には様々なメニューがありますが、当市にとり、「無償化」の前に市としてやらなければならない施策があるとすればどのような施策を考えているか。
(2)財源の問題についてお聞きします。
 「無償化」には年間約1億円の経費が掛かりますが、財源の捻出には様々な方法が考えられます
 効率的な財政運営を考えれば、事業の取捨選択が一番に来ると考えます。
 そこでお聞きしますが、当市は児童生徒の著しい減少にも関わらず、学校の統廃合について茂辺地小・中学校を統合した以外の取組みはありません。
 小規模校(学年1クラス以下)の学校の実人数(特認校制度を利用した児童を除いたもの)をお知らせください。
 併せて、今後の小・中学校の統廃合についての考えをお知らせください。
(3)北斗市は上磯町時代から、子供、児童、生徒の医療費の無償化を、国からのペナルティを受けながらも進めてきた実績があります。
 近隣の市・町が実施していない事は「やらない事」の理由にはなりません。
 全国的にはすでに約3割の自治体が給食費の完全無償化を実施しています。
 その「無償化」については、特に国の動向を注視しなければならない理由をお知らせください。

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