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市街地で見かけるキツネへの対応について

キツネは「鳥獣保護法」により、野生動物として保護の対象となっているため、原則、駆除はできません。

 農業地域においては、農業被害防止対策を理由としてわな猟免許を取得した農業従事者が駆除を行なっている場合がありますが、市街地においては、銃器、わなは基本的に使用できないため、駆除する手段もなく、キツネが寄りついている原因の除去やキツネを寄せ付けない対策の実施が必要となります。

 人からエサをもらったり、生ごみの味を覚えたキツネは何度も市街地に訪れるようになります。キツネを寄りつかせないためには次のような対策が必要です。

  • エサとなる残飯や生ごみ、犬や猫のエサを放置しない

  • キツネに向かって大きな音を立てて追い払う

  • 木酢液などキツネが嫌がるものをまく

  • 物置などは進入されないようにしっかりと戸じまりを行なう

エキノコックス症について

 キツネはエキノコックス症の原因となる寄生虫を保有していることがあります。キツネを近づけさせない環境をつくり、エキノコックス症の予防に努めましょう。エキノコックス症は、エキノコックスという名前の寄生虫が主に肝臓に寄生しておこる病気です。

 寄生虫は、主にキツネと野ネズミに寄生していますが、自然界では野ネズミをキツネが捕食するという関係があることから、根絶は困難です。

 人間には、エキノコックスの卵が口から入ることにより感染する場合があります。エキノコックスが寄生したキツネや糞に直接触ったり、糞に汚染された山菜や沢水を口にしたりすると感染の危険があります。

 次のように日常のちょっとした心がけで防ぐことができます。

  • 野山の果実や山菜などを口にするときは、良く洗うか十分熱を加えてから食べましょう。エキノコックスの卵は熱に弱く、煮沸すれば確実に殺すことができます。(卵は100度で1分間の過熱で死滅します。)

  • 沢水や川などの生水は飲まないようにしましょう。

  • 犬が野ネズミを捕まえて食べないよう放し飼いはやめましょう。これまでの調査研究から猫はエキノコックス媒介動物としての危険性は高くないとされていますが、油断は禁物です。猫を飼う際は、エキノコックス予防の観点からも室内で飼うようにしましょう。

  • 可愛いからといってキツネを餌付けしたり、呼び寄せたり、手で触れることは絶対にやめましょう。(キツネの体毛に卵がついていることがあります。)

みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

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