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管楽器「初心者講習会」を開催

「初心者講習会」 ~楽器の基礎・基本を学ぶ~

2023年5月13日(土曜日)、北斗市総合文化センター・かなで~るで、函館地区吹奏楽連盟の主催によりコロナ禍で4年ぶりの開催となった「初心者講習会」が行われました。

初心者講習会

初心者講習会

4月に新しく吹奏楽部に入部した中学校、高校の1年生を対象とした講習会で、楽器の組み立て方から構え方、基本的な練習方法、楽器の整備の仕方を学びました。講師を務めたのは、上磯吹奏楽団をはじめとする一般吹奏楽団のメンバーの皆さんです。実践を交えながら優しく丁寧に指導していただきました。参加した受講者も真剣に取り組み、楽器の基本について学ぶことができました。今回の初心者講習会には、2年生や3年生の経験者の部員も聴講者として参加し、後輩たちの指導に活かそうと講師の先生の説明を一生懸命聞いていました。

金管楽器、打楽器の部

講習会は、午前の部と午後の部に分かれて開催されました。午前の部では、トランペットやホルンといった金管楽器と打楽器の講習が行われました。

トランペット

トランペット

ホルン

ホルン

トロンボーン

トロンボーン

ユーフォニアム

ユーフォニアム

チューバ

チューバ

打楽器

打楽器

木管楽器、ストリングベースの部

午後からは、フルートやクラリネットといった木管楽器とストリングベースの講習が行われました。講師の先生方の演奏する姿勢や美しい音をお手本にしながら、正しい楽器の構え方や音の出し方を学んでいきました。

フルート

フルート

オーボエ

オーボエ

ファゴット

ファゴット

クラリネット

クラリネット

サキソフォン

サキソフォン

ストリングベース

ストリングベース

受講者は、北斗市、函館市、七飯町、知内町、八雲町、上ノ国町、八雲町、乙部町、江差町、厚沢部町などから200名以上が参加しました。

講師の先生方の熱心な指導に、「指使いや息の調節の仕方・吹き方などの説明がわかりやすくて覚えやすかったです。この講習会で学んだことを今後の部活動に活かしていきたいと思います。」とこれからの音楽活動に向けて意欲を高めていました。

 

「小編成バンドの為の吹奏楽講座」~色彩感豊かな演奏を目指して~

2022年11月6日(日曜日)、北斗市総合文化センター・かなで~る・小ホールで、講師に作編曲家の郷間幹男さんを迎え「小編成バンドの為の吹奏楽講座」が行われました。

小編成講座

小編成講座

 講座には、北斗市、函館市、江差町などの函館地区吹奏楽連盟の関係者の他、遠くは新冠町の指導者も参加するなど、指導者、演奏者、関係者など100名近くが集まりました。

選曲編~小編成楽譜の紹介~

北斗市オリジナル吹奏楽曲「赤とんぼとふるさと」(郷間幹男作曲)でオープニングを飾った後、第1部は、小編成用に出版されている楽譜を実際に演奏して紹介しました。

上磯中学校

上磯中学校吹奏楽部

NJBほくと

NJBほくとウインドオーケストラ

北海道吹奏楽連盟では、25名以下の編成を小編成と設定しコンクールが行われています。少子化による部員数減少により、全国的に小編成のバンドが増えています。今回の講習会では、モデルバンドによる演奏は全て25名以下で行われました。

また、初心者の部員にも音楽を楽しんでもらうために、難易度の低い楽曲も多数紹介しました。コンサートや地域のイベントでも使える楽曲から、コンクールでの演奏にも対応できるものまで10曲が披露されました。

小編成用に書かれた作品は、大きく2種類に分けることができます。各パートの人数が少なく設定された小編成対応楽譜と、フレックス楽譜といわれるものです。

フレックスで一般的に用いられる編成は、音域の異なる5つの声部と打楽器を組み合わせたものです。人数の少ないバンドには非常に便利な楽譜ですが、音域で分けられたすべてのパートに金管楽器と木管楽器が存在しているため、楽譜の通りそのまま演奏すると、どうしても全体的にもっさりとしたイメージになってしまう傾向にあります。木管楽器特有の美しくしなやかな音色や金管楽器の輝かしいサウンドなど、色彩感豊かに演奏するにはどうしても指導者の工夫が必要になります。

実践編~さまざまな編成で演奏~

講師の郷間幹男さんには、今回の講座のために新しく6曲のフレックス楽譜を制作してもらいました。

郷間幹男さん

講師の郷間幹男さん

吹奏楽フレックス

吹奏楽フレックスの演奏

フレックス3重奏

フレックス3重奏の演奏

第2部では、「吹奏楽フレックス」と名付けられた楽譜を使って実際に少人数で演奏してみました。すると、これまでのフレックス楽譜以上にそれぞれの楽器の音色がより活かされたすっきりとしたサウンドが奏でられました。

さらに実験的な試みとして、「3人で吹奏楽はできるのか?」ということにも挑戦しました。実際の吹奏楽部の現場では、部員が4、5人ということもあります。「フレックス3重奏」によって、人数が少なくてもピアノを活用することでじゅうぶん音楽を楽しむことができることがわかりました。

様々な編成

様々な編成で演奏

楽譜展示

小編成用の楽譜が多数展示

講座の最後には、参加された指導者の方のバンドと同じ編成で演奏したり、同じ誕生月のメンバーによるアンサンブルをその場で組んでみるなど、多様な編成でも合奏が成立することがわかりました。

また、ヤマハミュージック函館店さんと楽譜出版社のウインズスコアさんの協力により、講座で使用した楽譜の他に約90点もの小編成用の楽譜や資料が展示されました。

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