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多様性のまちづくり講演会

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開催情報

日時

令和7年11月15日(土曜日)

会場

北斗市総合文化センターかなで~る 大会議室(北斗市中野通2丁目13番1号)

講師

・満島 てる子 氏(女装家・HBCラジオ「ひとりの夜にあなたとあたしのしたっけラジオ」MC)
・古地 順一郎 氏(北海道教育大学教育学部国際地域学科准教授)

主催

北斗市(法務省委託事業)

講演会の趣旨

北斗市では、令和5年4月に「性の多様性を尊重するまち宣言」を行い、「パートナーシップ宣誓制度」をスタートしました。

この講演会は、法務省の委託を受けた人権啓発活動の一環として、市民の皆様の性の多様性への理解をより一層深めていただくために開催するものです。

からだの性、心の性、表現する性、好きになる性など、性のあり方は人それぞれです。人々がどのような性を生きるか、また、誰を愛するかは、すべての人が幸福に生きるために生まれながらにして持つ権利であり、誰からも否定されることなく、その人らしく幸せに生きるために尊重されるものです。

性自認や性的指向など性に関するあらゆる差別や偏見をなくし、「誰もが安心して安全に暮らせるまち」の実現を目指します。本講演会は、SDGsの理念である「誰一人取り残さない社会の実現」に基づく取り組みです。

講師プロフィール

かお

満島てる子 氏
女装家として活動するかたわら、HBCラジオ「ひとりの夜にあなたとあたしのしたっけラジオ」のMCを務める。自身の体験を通じて、性の多様性について分かりやすくお話しいただきます。

 

 

 

 

 

かお

古地 順一郎 氏
北海道教育大学教育学部国際地域学科准教授。専門的な視点から性の多様性について講演いただきます。

 

 

 

 

 

 

 

講演会の様子

満島てる子氏の講演

講演

満島氏は、自身のセクシャリティを誰にも打ち明けられなかった少年時代を振り返りました。
三重県桑名市で育ち、小学2年生の時に性的マイノリティであることを理由にいじめを受け、深い孤独感を抱えました。
北海道の大学に進学後も「クローゼット」の中にい続けましたが、大学3年生で研究室の後輩に初めてカミングアウトをしました。
心配した母親に思いを打ち明けた際、親や友人は驚くほど温かく受け止めてくれました。
カミングアウトを受けた際の心構えとして、「否定しないこと」「わからないけど、理解したいと伝えること」「余計なお世話(アウティング)をしないこと」の3つを提示し、これらはあらゆるマイノリティ性と向き合う上で普遍的に重要だと強調しました。

 

古地順一郎氏の講演

講演

古地氏は、研究者でありアライとして、「アライ」を「誰もが安心して暮らし、働き、交流できる社会づくりをともに担う人」(大賀・原 2019, p.204)と定義しました。
個人の「生きやすさ」は、周囲の人間関係や社会制度といった「環境」によって大きく左右されると指摘し、満島氏の経験を例に、いじめられた小学生時代と温かく受け入れられたカミングアウト後では「環境」がまったく異なっていたと分析しました。
自治体が「性の多様性を尊重する」と公的に宣言することは、当事者にとって「ここで生きていていいんだ」という強い安心感を与える重要な「環境」づくりであり、市民全体が性の多様性について考え対話するきっかけを生み出すものだと論じました。

 

(引用文献)大賀一樹・原ミナ汰(2019)「誰もがアライに-社会的スティグマを解消する」社会福祉法人共生会SHOWA(編著)『性的マイノリティサポートブック』かもがわ出版,198-209頁。

クロストーク

講演

満島氏と古地氏は、北斗市の宣言を、ゴールではなく市民が多様性について学び行動を起こすための「出発点」と位置づけました。
宣言は、地域に暮らす性的マイノリティに「あなたはこの町にいていい」という肯定的なメッセージとなり、北海道や国レベルでの法整備を後押しする「足がかり」にもなり得ると評価しました。
日常でできるアクションとして、レインボーカラーのアイテムを身につけること、学んだことを家族や友人と共有すること、関連ニュースに関心を持つこと、自分自身の多様性に気づくこと、地域イベントに参加することなどが共有されました。
健全な議論の基盤として、個人の「尊厳」を傷つけないことが絶対的な条件であるという点でも意見が一致しました。

市長による総括

講演

市長は、宣言策定のきっかけが市内中学校からの制服変更の要望だったことを明かしました。「スカートを履きたくない」「詰襟を着たくない」という生徒の声を受け、性別による区別のないブレザーに統一し無償化しました。
市の職員たちと1〜2年かけて議論を重ね、SDGsの「誰一人取り残さない社会の実現」という市の基本理念と結びついた宣言文を完成させました。

 

 

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