新型コロナウイルス感染症とは
- ウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。
- 感染しても軽症であったり、治る例も多いですが、季節性インフルエンザと比べ、重症化するリスクは高いと考えられます。
- 重症化することで肺炎となり、死亡例も確認されているため注意しましょう。特にご高齢の方や糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患のある方が重症化しやすい可能性が考えられます。
- 新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染でうつるといわれています。また、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の環境下であれば咳やくしゃみ等がなくても感染を拡大させる恐れがあります。
<飛沫感染>
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染すること。
<接触感染>
感染者がくしゃみや咳を手で押さえ、その手で周りの物を触れた後にそのウイルスがついた物を別の人が触り、触った手で鼻や口を触ることで粘膜から感染すること。
日常生活で気をつけていただきたいこと
- 「3つの密」を避けて行動することを心がけましょう。
1.換気の悪い密閉空間 2.多数が集まる密集場所 3.間近で会話や発声をする密接場面
- 会話は、手を伸ばして相手に届かない程度の距離をとるか、自分から飛沫を飛ばさないようマスクを装着することが望ましいとされています。
- 買い物は、混雑していない時間帯を選ぶことを心がけましょう。
- 外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前、トイレで用を足した後には石鹸やアルコール消毒液で手を洗うことを徹底しましょう。
- 咳などの症状のある方は咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったものにウイルスが付着し、他の人に病気をうつす可能性があるため咳エチケット(マスクの着用、咳やくしゃみの際にはティッシュや上着の内側や袖などで口や鼻を覆う)を行なってください。
- 咳や発熱などの風邪症状がある時には学校や仕事は休み、外出を控えましょう。やむを得ず外出する場合にはマスクを着用しましょう。
- 感染の不安から適切な相談をせずに医療機関を受診することや、感染しやすい環境に行くことは避けましょう。
一般的な感染症対策について(厚生労働省)(PDF 729KB)
身の回りを清潔にしましょう
手洗い
石けんやハンドソープを使い、丁寧に手洗いをしてください。手洗いを丁寧に行うことで、十分にウイルスを除去できます。丁寧に手洗いをした後にアルコール消毒液を使用する必要はありません。
手洗い | 残存ウイルス | |
---|---|---|
手洗いなし | 約100万個 | |
石けんやハンドソープで10秒もみ洗い後流水で15秒すすぐ | 1回 | 約0.01%(数百個) |
2回繰り返す | 約0.0001%(数個) |
消毒
手すり・ドアノブなど人の手が良く触れるところを消毒しましょう。
アルコール(消毒用エタノール)
- 薄めたりせず、そのまま原液を使用してください。
- 布などに含ませて、拭いてください。
塩素系漂白剤(ハイター・ブリーチ)
- 水で濃度0.05%に薄めて、使用してください。
- 薄めた漂白剤で拭いたあと、水拭きをしてください。
コロナウイルスの健康相談・受診の目安
新型コロナウイルス感染症に関する健康相談・受診の流れが変更されました
詳細につきましては新型コロナウイルス感染症に関する健康相談窓口についてをご参照ください。