現在北斗市内では、鉄道・運輸機構により渡島トンネル工事、市渡高架橋などの工事が行われています。
令和6年8月1日現在の北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)の工事進捗状況
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新幹線工事の流れ
北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)トンネル工事発生土について
北海道新幹線は、現在、札幌開業に向けて建設工事が進められています。
北海道新幹線の新函館北斗・札幌間の延長は約212kmで、その80%におよぶ約168.7kmがトンネル区間となっており、トンネル工事により約2000万立方メートルもの大量の掘削土の発生が見込まれています。
この掘削土は、土壌汚染対策法に規定されている土壌溶出基準値を超える自然由来の重金属等を含む「対策土」と、基準値を超えない「無対策土」の2種類があり、掘削土約2000万立方メートルのうち約3分の1が対策土、約3分の2が無対策土となっています。
トンネル掘削土の対応などについては、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構のホームページをご覧ください。
なお、市内村山地区受入地に関する、学識経験者等の第三者による委員会による評価結果は、以下のとおりです。
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村山地区受入地への新幹線トンネル工事掘削発生土の搬入状況
対策土 | 無対策土 | ||
7月分実績 |
実績累計 | 7月分実績 | 実績累計 |
0㎥ |
171,600㎥ (うち八雲町管内より80,500㎥) |
4,600㎥ |
975,000㎥ |
※毎月20日締めで実績を集計しているため、上記には前月の21日から月末までの搬入実績が含まれています。
搬入条件に適さない対策土の出現及び仮置きについて
北斗市内では、現在、北海道新幹線トンネル工事を行なっている工区が3つ(台場山、天狗、南鶉)あります。
トンネル工事で発生した掘削土は、土壌汚染対策法に規定されている土壌溶出量基準値を超える自然由来の重金属等を含む「対策土」と基準値を超えない「無対策土」に分けられ、それぞれ適切に処理されています。
このような中、北斗市内の工区から、市内に用意している受入地の搬入条件に適さない対策土が平成30年10月から出現し、工事の施工管理者である鉄道・運輸機構により天狗工区の作業ヤード内に仮置きし、管理されていましたが、この作業ヤード内に収まらない土量が出現したことから、南鶉工区の掘削工事が10月15日一旦中断となりました。
このため、場外仮置き場の設置に関する申し出があり、市としては鉄道・運輸機構に対し「仮置きが必要な対策土に関する最終的な対策の方向性」、「仮置きに要する期間を含めて、場外仮置き場の管理体制など、安全面について万全な体制であるか」の2点について説明を求め、それに対する適切な回答があったことから、市ではこのことについて了承しました。
その後、早急に民有地及び公有地の中から、複数の候補地を選定し、鉄道・運輸機構との協議を進めた結果、柳沢地区に場外仮置き場を設けることを決定しました。
なお、場外仮置き場の設定に関する詳細は、次のとおりです。
- 搬入条件に適さない対策土の出現及び仮置きについて(PDF 2.13MB)
- 搬入条件に適さない対策土の処理方針について、場外仮置き場の課題と対策について(PDF 861KB)
- 場外仮置き場の選定について(PDF 26.2MB)
柳沢地区仮置き場への新幹線トンネル工事掘削発生土の搬入状況
対策土 | |
7月分実績 | 実績累計 |
11,500㎥ | 224,600㎥ |
※毎月20日締めで実績を集計しているため、上記には前月の21日から月末までの搬入実績が含まれています。
新函館北斗駅が完成するまで
北海道新幹線開業後、駅横にはホテル、少し離れた所には道営住宅の建設が進められています。
新函館北斗駅を北側から望む(平成28年8月18日撮影)
3月26日の開業に向け、新幹線駅舎のほか、北口の整備もほぼ完了しています。
新幹線駅舎工事を北側から望む(平成27年11月19日撮影)
新幹線駅舎や新幹線ホームなど、完成に向け建築工事が着々と進められています。
新幹線駅舎工事を北側から望む(平成26年10月15日撮影)
トンネル掘削などの土木工事は完了し、新幹線駅舎や車両基地内の建築工事が着々と進められています。
新幹線駅舎工事を北側から望む(平成25年9月19日撮影)
道南拠点オフィス「つながれーる道南」
北斗市から長万部町までの北海道新幹線建設工事の新拠点として、道南拠点オフィス「つながれーる道南」が令和5年4月、新函館北斗駅前に開所しました。
- 所在地:北斗市市渡1丁目12番1号(新函館北斗駅前)
- 電話番号:0138-77-1722
- 電話番号:0138-84-6295