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北斗市の概要

北斗市の沿革と発展過程

平成18年2月1日、肥沃な大地と温暖な気候に恵まれ、漁業、農業、商工業を中心とし発展してきた旧上磯町と旧大野町が合併し、道内35番目の市となる北斗市が誕生しました。

旧上磯町は、明治13年に上磯村、谷好村、富川村、中野村、吉田村を範囲とした、上磯村ほか4か村戸長役場が設置され自治制を施行。その後、大正7年に町制を施行し、昭和30年には茂別村と合併しました。

旧大野町は、明治13年に大野村、市渡村、本郷村、文月村、千代田村、一本木村を範囲とした、大野村ほか5か村戸長役場が設置され自治制を施行。その後、明治33年に6村が合併し大野村に、昭和32年には町制を施行しました。

旧両町は、昭和59年にテクノポリス函館の地域指定を受け、工業団地の造成などにより企業誘致を積極的に推進したことで、一次産業と商工業のバランスがとれたまちとして発展し、安全で快適な質の高い住環境整備とが相まって定住化が進み函館圏域において安定した人口増加を遂げてきました。
しかしながら、国の地方行財政制度の改革に伴い、今後の地方自治体のあり方をめぐる情勢が、一段と厳しい状況にあり、また、今後、少子・高齢社会化が一層進むなかで、地方分権時代に適切に対応し得る自立した自治体として、十分な規模・能力と行財政基盤の充実強化を図ることが急務となりました。
このような状況のなかで、平成15年12月に任意合併協議会を、平成16年4月には法定合併協議会を設置し、さまざまな協議を経て、合併に至りました。

北斗市では、先人たちが築き上げてきた歴史や文化を引き継ぎ、地域の持つあらゆる可能性を充分に活かしながら、喜びを感じることができる豊な環境を備えた新しい都市の創造に向かって取り組んでいます。

市名

合併協議会で一般公募し、1308点応募があり合併新市名選考小委員会を開催し検討の結果6点まで選考し、この結果をもとに合併協議会委員25人の投票により決定しました。

応募者からは「北の空(大地)」にさんぜんと光り輝く星(街)(北斗星)。他の市町村の範となると同時に、個性を失わず独自の輝きをもつ街づくり」との思いが含まれており、「北斗とは小さな星がかたまりあって一つの核をなすともいわれており、上磯町と大野町の輝かしい二つの星が一つの北斗をつくり上げ、これから立派なまちづくりを進めていこう」という願いが込められています。

市章

北斗市 市章

北斗市の「北」と頭文字の「H」をモチーフに、青が上磯町の海、緑が大野町の大地を表し、2つの町が躍動的に結びつくイメージを黄色で表しています。また、北海道新幹線によって、本州と北海道がつながる一番最初の市という思いが込められています。

 

市民憲章

わたしたちは 豊かな大地と歴史に結ばれた夢と希望をふくらませ ともに喜び感じるまちをつくる 北斗市民です

北斗市は、豊穣な大野平野と温暖な気候に恵まれ、農業、漁業、工業を中心として発展してきた旧上磯町と旧大野町が合併し、誕生したまちです。
これからは、住みよいまちづくりのために、すぐれた自然条件や歴史、文化を大切にし、さらに、新幹線の開通、新駅の開業などの市民の夢と希望を実現することが北斗市民の務めです。この歩みの継続が、道南地域発展の一翼を担う北斗市の使命であり、ともに喜びを感じるまちの創造につながります。
そのために、市民一人ひとりの知恵を集め、協働(とも)にまちづくりのために、実践、行動することが大切です。
わたしたちは、このような理想像をもつ北斗市民であることを誇りとして、ここに北斗市民憲章を定めます。

〇 仕事に誇りをもち 豊かで活力のある産業のまちをつくります

わたしたちのまち北斗市は、海と大地の恵みが産業を育んできたまちです。
わたしたちは、今後も誇りをもって仕事に励み、活力のあるまちをつくります。

〇 健康で安心な 温もりのある福祉のまちをつくります

わたしたちのまち北斗市は、市民相互がいたわりあうまちです。
わたしたちは、個人、家庭、地域社会、そして行政が手を取り合い、市民全員が参加する、温もりのある福祉のまちをつくります。

〇 豊かに息づく伝統を 高める文化のまちをつくります

わたしたちのまち北斗市は、誇りある多くの歴史や文化に恵まれたまちです。
わたしたちは、ふるさとに根づく歴史と文化を継承し、伝統を生かした文化のまちをつくります。

〇 心豊かに 学び合う教育のまちをつくります

わたしたちのまち北斗市は、誰もが生きがいをもって学び合えるまちです。
わたしたちは、豊かな心をもって、生涯を通して学習できる教育のまちをつくります。

〇 美しい自然を 未来につなげる環境のまちをつくります

わたしたちのまち北斗市は、多くの美しい自然があふれるまちです。
わたしたちは、自然を愛し、次の世代に自慢のできる環境のまちをつくります。

平成19年4月1日制定

市の木・市の花

市の木

針葉樹と広葉樹から、それぞれ選定しています。

くろまつ(マツ科 常緑針葉樹)

くろまつ(マツ科 常緑針葉樹)

北海道には、安政3年(1856年)頃、主に防風林として本州から移植されたもので、当市の沿岸部では最も生活に密着していた木です。
また、樹齢130年を超える史跡松前藩戸切地陣屋跡のものや、大野農業高校の並木など、市民に親しまれています。

ブナ(ブナ科 落葉広葉樹)

ブナ(ブナ科 落葉広葉樹)

道南を北限とし、かつては広い範囲で自然林がみられました。
近年は、保水能力が高く、水源涵養林として重要な役割を果たすことから、きじひき高原などで積極的に植樹を行なっています。さらに、各種団体などの植樹事業の際にも、ブナを推奨していることから、市民に身近な木となっています。
 

市の花

「1年を通じて花が咲いているまち」への願いから春、夏、秋に咲く花をそれぞれ選定しています。

春:さくら(バラ科)

さくら(バラ科)

史跡松前藩戸切地陣屋跡や八郎沼公園など、さくらの名所が多く、北斗桜回廊、陣屋桜まつりなど関連した行事も行なわれ、市内各所で見られる身近な花となっています。

夏:マリーゴールド(キク科)

マリーゴールド(キク科)

合併前から旧両町で、花いっぱい運動に利用していることから、最も市民に身近な花となっています。
栽培も比較的容易であり、一人ひとりの市民はもとより、町内会や、学校など、さまざまな場所で、花と触れ合うことができます。

秋:ムクゲ(アオイ科)

ムクゲ(アオイ科)

花木として、他に咲く花が極めて少ない秋に開花を迎えます。
市内でも多くの家庭で植えられ、市民に親しまれている花となっています。

 

地勢・位置・気象

地勢

本市は、北海道南部の渡島半島に位置し、南東部は平野、西部は山岳、南部で函館湾に面しています。

位置と面積

位置
区分 北緯 東経
東端 41°49" 140°43"
西端 41°49" 140°25"
南端 41°43" 140°33"
北端 41°59" 140°31"
面積
面積 397.44km2

気象

対馬暖流の影響を受け、海洋性の気候となっており、道内にあっては降雪量が少なく、比較的温暖で暮らしやすい地域となっております。

 

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