令和2年第1回定例会

一般質問のあらまし

寺澤十郎 議員

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1. 七重浜海浜公園と海水浴場の観光に関する件

 令和元年11月をもって七重浜海水浴場を維持管理、運営する地元協力者による七重浜さざなみ会が閉会となりました。
 地元住民は50年以上も続けて来た海水浴場には深い思い出があります。
 七重浜さざなみ会の協力者も高齢になりました。
 七重浜海浜公園は市が管理しているので安心でありますが、海水浴場は今後誰がどのように管理するのかお伺いいたします。
 海水浴場の景観は素晴らしいものがあり、昨年は11,000人が心の癒しを求めて短い夏を満喫しておりました。
 北斗市に観光地が少ないと耳にしますが、身近に津軽海峡を豪華客船の往来、函館山との調和、目に浮かぶものがあります。
 昨年は、ロシア人のグループが海水浴場外に出たので、すぐに七重浜さざなみ会の役員が戻るよう注意したところ、戻って来たので安心した一幕がありました。
 海浜公園と海水浴場を切り離して良いものかお伺いいたします。
 また、公園内には管理棟があり、シャワー、トイレ、監視棟があり、誰がどのように管理運営するのかお伺いいたします。

2. 北斗市観光交流センター別館(ほっくる)に関する件

 市民より北斗市観光交流センター別館「ほっくる」はゆったりした休憩スペースがあり、休憩には丁度良いと思うが店舗数が少なく、新幹線を降り、買い物をしようと思ったが、土産品が多く、食事づくりの材料がない、残念だとの声を聞きました。
 最初、新幹線駅開業の時、立体駐車場の有料無料で悩み、今では混雑を改良した経緯があります。
 今、「ほっくる」の賑わいと利用者のことを思うと貸店舗を無料にして地元生産者と契約し、一部道の駅風にし、今日の食材を調達出来るようにする考えはないかお尋ねいたします。

 

高田茂 議員

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1. 新幹線トンネル対策土の処理に関する件

 市長は、2019年12月11日、八雲町で発生した約19万立方メートルの要対策土を受け入れることを決定しました。
 「受け入れ地は、既に北斗市で発生した要対策土を埋めている村山地区で、受け入れ用地は確保されている」と述べています。
 受け入れた理由は、①学識経験者でつくる第三者委員会検証結果が安全性に問題がない。②地域住民、関係団体から理解が得られた。③市議会調査特別委員会で安全性、受け入れに理解を得た。と示されました。
 要対策土の受け入れは今年春の見通しで、北斗市は受け入れ用地周辺のさらなる安全対策を進めるよう、鉄道・運輸機構に対し大野川の水質検査の実施やモニタリング期間の延長など8項目を要請しています。
 さらに市長は、「今後、万全な対策が講じられるようしっかりチェック機能を働かせ、安全で安心な市民生活の獲得に努めたい」と述べています。
 市長に、次のことをお伺いします。

  1.   学識経験者でつくる第三者委員会の検証結果が安全性に問題ないと述べているが、具体的にどのようなことか。
  2.   地域住民、関係団体から理解が得られたと述べているが、具体的にどのようなことか。
  3.   風評被害を懸念する声もあります。
     その対策は考えているか。
  4.   鉄道・運輸機構に要請した安全対策8項目の内容について、進捗状況をお示しください。

 

工藤秀子 議員

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1. 誰もが幸せで輝くまちづくりに関する件

 北斗市では、市民の健康づくりに力を入れ、各種事業の充実やラジオ体操など自発的な健康管理や適正受診の啓発に努めています。
 その他、障がい者、高齢者、子ども、ひとり親家庭にも各種医療費助成制度についても、国、道の動向や時代の推移を注視しながら継続し、福祉の向上と健康増進に努めています。
 そこで、お尋ねいたします。
 下記の事業の中で見直しや改善のお考えはあるか。
 また、新規に考える事業はあるかお知らせください。

  1.   高齢者ふれあい入浴券交付事業
  2.   障害者地域活動緊急生活支援事業
  3.   成年後見制度利用支援事業補助金
  4.   重度心身障害者等介護手当
  5.   在日外国人高齢者福祉給付金
  6.   母子支援施設入所事業

 

山本正宏 議員

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1. 自然災害に関する件

 一昨年の西日本集中豪雨災害に続き、昨年、関東・東北地方に襲来した台風15号を初めとする19号・20号・21号は強風での家屋破壊、豪雨による河川堤防決壊からの洪水、浸水被害等、未曽有の自然災害で多くの尊い人命が失われました。
 2級河川、すなわち道河川10本、常盤川・久根別川・大野川・戸切地川・流渓川・茂辺地川・蒜沢川・旧久根別川・上河汲沢川・中二股沢川を抱える北斗市として、防災・減災対策は今喫緊の課題であります。
 次の点をお尋ねいたします。

  1.   各河川の改修計画と工事の進捗状況。
  2.   ハザードマップや避難計画と情報提供、市民への告知方法はどのようなものか。

 

佐々木亮 議員

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1. 第2次北斗市総合計画の現状に関する件

 第2次北斗市総合計画において、4つの基本目標、それに伴う4つの重点テーマと35の基本計画がございます。
 どれも大変重要なテーマでありますが、刻々と変化する社会構造と市民生活の多様化により、全ての目標をクリアすることが難しいのも現状だと思われます。
 様々な課題の元となる少子高齢化・人口減少は大きな問題でありますが、この問題解決の糸口として、私は学校教育の充実と防災対策の強化が鍵を握っていると考えます。
 そこで、以下の点についてお尋ねいたします。

  1.   ICT教育における義務教育終了時点での到達目標と、それに伴う子どもの将来的な理想像について
  2.   本市における学校教育の基本方針と防災教育の位置づけ、防災活動の実施例について
  3.   全市民に向けた防災・減災対策の推進、防災意識の高揚に向けた啓蒙・周知活動の内容と今後の方針について

 

仲村千鶴子 議員

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1. 防災に関する件

 近年、大規模震災、大規模水害と、全国各地で自然災害が多く、様々な課題が浮き彫りとなりました。
 そこで、それぞれの角度を変えて、今後の対策について何点か質問をさせていただきます。

  1.   自力で避難できない方への避難支援について避難行動要支援者台帳に登録しても、行政が支援してくれるわけではありません。
     日頃から地域で避難が必要な方が誰なのか、誰が関わりがあるのかなど情報を共有することが大事だと思いますが、市としてのお考えを伺います。
  2.   災害弱者となる方、障がいのある方、高齢の方、女性や子育て家庭の視点を取り入れた避難所運営について、市としてのお考えを伺います。
  3.   ペットの対応について
     避難所での受け入れ体制を整えると共に、やはり同伴避難が一番いいと思いますが、市としてのお考えを伺います。
  4.   災害時用備蓄食糧について
     備蓄量はどのような災害を想定して、何人の人に何食、どのようなものを用意されているのか、また、賞味期限を迎える備蓄食糧は、どのように有効活用され、また、有効活用の割合を伺います。

 

白石勝士 議員

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1. 引きこもり問題の対策に関する件

 引きこもりが社会問題とみなされるようになってから30年くらい経ちます。
 従来は主に若年層の問題と捉えられてきましたが、昨年度、内閣府による調査では40歳から64歳までの中高年層においても推計で約61万3,000人の引きこもりが存在し、若年層の推計54万1,000人を加えると、国内総数は110万人を超えるものと考えられます。
 これは、だいたい109人に1人の割合で引きこもりがいるということになり、我が北斗市においては420人くらいになることを示しています。
 引きこもりは、当人と家族や周囲との社会的関係や精神的な問題など、個々人の問題としての捉え方が強いように感じますが、角度を変えて見てみるとこれだけの数の人々が就労できず、経済的な生産活動に関与できず、自立した生活能力を養えない、あるいは喪失しつつあるということでもあり、これは大きな経済問題としての側面を有していると考えます。
 昨今、人手不足が訴えられている中でこの引きこもり問題に強力に取り組むことは十分な合理性があると考えます。
 この件について、市長並びに不登校問題と関連すると考えますので教育長のお考えを伺います。

2. 新型コロナウイルス感染症対策に関する件

 報道等でご承知のとおり、今年に入ってから中華人民共和国湖北省を発生源とした、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が問題となっております。
 平成21年に発生した新型インフルエンザの感染拡大では、疾病そのものだけでなく、店頭からマスクが消えるなど様々な社会的混乱もありました。
 これは情報の錯綜や不安をあおる報道等で国民が自分なりの自己防衛に走った結果であると考えます。
 個人にとって合理的な行動が社会全体で行なわれると非合理的な結果をもたらすことを「合成の誤謬」といいますが、これを防ぐためには行政による的確で十分な情報の周知が効果的と考えます。
 我が北斗市において、どのような対策とその周知や情報提供を実施あるいは用意しているか、市長のお考えを伺います。

 

吉田直樹 議員

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1. 北斗市におけるデータ管理に関する件

 昨年12月、神奈川県庁において個人情報や機密情報を含む行政文書の保存に使われていたパソコンサーバーのハードディスクがオークションサイトで転売され、個人情報等が流出した事件がありました。
 リース契約満了により返却したサーバーからハードディスクを取り外し、契約に基づいたデータ処分を処理会社に委託したところ、その処理会社の社員がハードディスクの一部を持ち出して転売しデータが流出、漏洩した事件であります。
 このような情報漏洩は詐欺事件などに使われる場合もあり、市民が安全、安心に生活するにあたって、絶対あってはならないことであります。
 市民からも北斗市は大丈夫なのかとの声もあり、北斗市ではどのようなリース契約やデータ管理等をしているのかお聞かせください。

2. 防災、減災に関する件

 第2次北斗市総合計画において防災対策の強化がありますが、災害時の被害を最小化する減災という考え方が基本理念とされています。
 昨年、国道228号富川・館野間の路肩崩落があり、崩落原因は経年劣化ということでした。
 幸いなことに市民への人的被害が無くてよかったですが、そういう事例もあることから私は災害が起こる前に道路や橋梁の検査、点検を行ない、問題があった箇所は補修工事などを行なうことも重要な減災の一つだと思います。
 また、万が一災害が起きたときの対処等も再確認しなければならないと思っております。
 そこで防災、減災について以下の点についてお伺いいたします。

  1.   北斗市内の道路、橋梁などの検査、点検の実施状況について。
  2.   北斗市防災ハザードマップが2008年に保存版として発行されていますが、最新版に改訂し市内戸別配布の予定はあるのか。
  3.   全戸停電(ブラックアウト)時のライフライン確保として、自家発電装置を整備している市内ガソリンスタンドの数は何カ所か。
  4.   昨年の第3回定例会において、市でドローン(無人航空機)を購入したと報告がありましたが、今までで防災だけでなくてもどれだけ活用されたのか。
     また、市職員のドローン操縦にあたっては、所定の講習受講を義務づけていると聞いていますが、講習を受講した人数もお教えください。

 

玉森大樹 議員

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1. 自治体におけるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)活用に関する件

 自治体や公的機関は、様々な媒体を用いて情報発信を行なっています。
 ここ数年は、SNSを活用した情報発信がさらに活発になっており、当市においても、観光振興の分野で活用がみられるところです。
 そこで、市が現在活用しているSNSの現状と、今後の活用について、お考えをお伺いします。

 

前田治 議員

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1. 教員の変形労働時間制に関する件

 政府は、「我が国の教師の業務は長時間化しており、近年の実態は極めて深刻」なことから、公立の義務教育諸学校等における働き方改革を推進するための、「1年単位の変形労働時間制」の導入を可能とする改正教育職員給与特別措置法を、昨年12月4日に成立させましたが、現場の教員からは、歓迎の声はほとんどなく、「これでは1日の勤務時間がさらに増える」、「過労死がもっと増えるのでは」、「先生を続けられなくなる」など、不安と反対の声が数多く挙がっています。
 以下の点についてお伺いします。

  1.   本制度運用開始までのスケジュールについて
  2.   本制度への教育長の認識について

2. 新幹線トンネル工事掘削土に関する件

 池田市長は、昨年12月11日に八雲町の新幹線トンネル掘削工事から出る、約19万㎥の要対策土を北斗市で受け入れると表明しました。
 これに関連して、以下の点についてお伺いします。

  1.   受け入れの理由について
  2.   八雲町の現場から村山土捨場までの運搬ルート、運搬距離、搬入期間、運搬トラックの総台数及び1日の運搬台数について
  3.   村山土捨場には、59万㎥の要対策土、93万㎥の無対策土が搬入される計画となっているが、これまでに搬入された要対策土、無対策土の量について
  4.   掘削土に含まれるセレン・鉛・ヒ素などの有害物質の人体に与える影響への認識について

 

髙村智 議員

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1. 北斗市の職員や会計年度任用職員の方々の勤務実態に関する件

  1.   職員の出勤簿や労働時間についての管理の仕方をお知らせください。
  2.   会計年度任用職員制度に移行する中で、今現在働いていて、4月から会計年度任用職員となる人で10月以降でなければ有給休暇の申請ができない方がいると聞きました。
     これら労働者の不利益を解消する手立てを検討しないのかお尋ねします。
  3.   職員の近隣関係機関への出張命令は市長から出されているのか、書面なのか口頭で済ませているのか。
     近隣とはいえ記録として残しているのか、職員管理の状況をお知らせください。

 

新関一夫 議員

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1. 観光振興と新駅周辺整備に関する件

 どちらも非常に難しい問題であり、何か一つの事で全て上手くいくものではないことは周知の事実です。
 限られた資金と人を、何に、どのように、どの程度投資するのかは非常に難しいと考えます。
 改めてお聞きしますが、新駅周辺整備に北斗市が投資した総額(区画整理事業・道路建設事業・駅舎負担金・観光交流センター本館及び別館取得費・ホテル等建設補助金・立体駐車場等駐車場整備費・西口公園を含む広場の整備費・その他)についてお知らせください。
 また、平成30年度までの観光交流センター本館(JRとの共用部分含む)・別館・立体駐車場・植栽等の維持管理費(指定管理料含む)についてお知らせください。
 さらに、別館「ほっくる」・「41°ガーデン」・「プリンスホテル」の年度別賃料、「アンテナショップおがーる」の売り上げ、粗利益について年度別にお知らせください。
 北海道新幹線開業前から様々な問題を議論し整備を進めてきましたが、実際に開業から4年が経過しようとしています。
 予想を下回る駅乗降客数をはじめ、観光交流センター別館「ほっくる」における大量閉店、2つ目のホテルが開業間近とはいえ寂しい駅前、観光協会職員の短い期間での入れ替わり等、厳しい状況が続いています。
 市は、昨年「観光協会事務局の立て直しを図るため、部長級の職員を事務局長として出向させる」として、これまで、経済部と何ら関わったことのない職員を派遣しました。
 「2年間をめどに派遣する」ということでしたが、既に1年が過ぎようとしています。
 この局長は、何を成し、何を成さんとしているのかお知らせください。
 また、昨年3月には「観光振興プランⅡ」、9月に「観光交流センター運営計画」が策定され、さらに「運営計画実施支援業務委託」がなされました。
 まさに、開業前にコンサルを入れてやるべきことが、今なされようとしています。
 これまでに、多くの議員、また「子ども議会」でも駅前の賑わい創出のための質問が出されて来ました。
 それらについて、市は一貫して「民間でやってくれる方がいれば補助したい」との姿勢です。
 上記の質問でも明らかなように、市はこれまでにも多額の資金を投入してきています。
 確かに新駅周辺が、市の経済に大きな影響を与えている状況にはありません。
 しかし、私は「何もない」、「寂しい」と来訪者からも、自分達も思ってしまう現状は、市民の「プライド」を大きく傷つけていると思います。
 空き地になっている市有地もしくは隣接地を、例えば「昭和公園」のような公園化を図ったり、街路樹の植栽を「北海道らしさ」を感じられるような大型の植栽(例えばポプラ等)に換える等、景観の整備もすべきと思いますが、考えをお聞きします。

2. 新型コロナウイルス対策に関する件

 2月20日現在、北海道で4人目となる感染者が渡島地方から出ました。
 その影響を受け「函館フードフェスタ」が中止となったことは非常に残念なことですが、これから年度末を控え、卒業式や入学式、各種会合が多い時期になります。
 過度な反応は注意しなければなりませんが、慎重に事態の推移を見守る必要があると思います。
 以下の点についてお聞きします。

  1.   学校を含め、行政が主催する行事開催の可否の判断基準について
  2.   市役所職員が感染した場合の対処について(いわゆる民間のBCP事業継続計画に当たるもの)

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