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北斗市上下水道事業経営戦略

策定の趣旨

上下水道課では、これまでは、市街地の拡大、人口増加、生活様式の高度化に伴う水需要の増加などを前提として事業を推進してきました。
しかし、急速な少子高齢化や人口減少の到来、環境保全意識の高まりなど、事業を取り巻く状況は大きく変化しています。
特に、人口減少に伴う料金収入の減少や、高度経済成長期に急速に整備された施設の更新投資の増大など、経営環境はより厳しさを増す状況にあります。
このようなことから、今後、経営環境の変化に適切に対応し、サービスの持続性をいかに確保していくかが課題となるため、北斗市では、平成28年度から令和7年度までの今後10年間の経営の羅針盤となる「北斗市上下水道事業経営戦略」を平成28年度に策定しました。

さらに下水道事業については、平成31年4月より地方公営企業法の全部を適用し、公営企業会計へ移行したことに伴い会計方式が大きく変わるため、策定期間を令和元年度から令和10年度の10年間に変更するなど、内容の一部見直しを行いました。

経営の基本方針と投資・財政計画

水道事業

経営の基本方針

  1. 事業運営と水道供給の持続
  2. 安全で安心な水道水の供給
  3. 強靭な水道施設による安定した水道水の供給

投資・財政計画

―投資についての説明―

  1. 水道管路の耐震化は、耐震性の低い管の更新を進め、重要施設への管路の耐震化を図り、現在16%となっている耐震化率を、今後10年間で24%まで整備を進めます。
  2. バイパス管路や連絡管路を整備し、緊急時の相互給水が可能となる管網を整備します。
  3. 耐用年数が到来する水処理システムや電気計装機器について計画的な更新を行います。
  4. 施設の更新に当たっては、事業費の平準化に努め、施設の耐震化を併せて実施します。

―財源についての説明― 

  1. 給水収益は人口減少の影響で減収が予想され、普及率の向上と収納率の向上を図ります。
  2. 企業債の借り入れは、償還額以下とし元金の減少を図ります。

 

下水道事業 

経営の基本方針

  1. 下水道整備による安全安心な暮らしの実現
  2. 下水道による快適な暮らしの実現
  3. 健全な下水道経営

投資・財政計画

―投資についての説明―

  1. 公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業の管渠整備は、令和10年度までに現認可地区の整備完了を目標とし、現在89.5%となっている普及率を95%まで整備します。また、下水道未接続世帯への啓発活動をさらに進め、現在86.5%の水洗化率を90%まで向上を図ります。
  2. 全体計画のうち、管渠未整備となっている地区については、集合方式から個別排水方式での整備計画に変更可能か検討を行います。単独事業として申請による末端管渠整備を実施すると共に、未整備の公共桝等の設置を見込みます。
  3. 特定地域生活排水処理施設事業による合併浄化槽設置を見込みます。

―財源についての説明―

  1. 補助事業に係る交付金、国庫補助金及び企業債を計画します。
  2. 使用料収入は、人口減少の影響で減収が予想され、公共、特環の家事用使用料では、水洗化率が向上しても人口減少により毎年0.3%減少すると見込みました。人口減少が著しい漁業集落排水の家事用使用料では毎年3.0%減少すると見込みました。生活排水処理施設では、令和元年度までは、10基/年、令和2年度以降は、5基/年の増加を見込みました。
  3. 建設改良に係る公共下水道事業債、特定環境保全公共下水道事業債は、令和10年度まで管渠整備に伴う発行額を見込みますが、借入額を償還額以下とします。
  4. 管渠整備が一段落する令和10年度以降、一般会計からの繰入金を極力減らすことを目標とします。

北斗市上下水道事業経営戦略(令和元年度改訂版)(PDF 5.54MB)

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