背景
橋梁(きょうりょう)の耐用年数は一般的に50年~60年と言われています。
北斗市が管理する市道に架かる橋梁は115橋、大型カルバートは2基(令和3年3月現在)あり、このうち建設後50年以上を経過した橋梁は16橋あります。
現在、早急に架替(かけかえ)や補修を要する橋梁はありませんが、建設後50年を経過する橋は、10年後には41橋、20年後には69橋となり、今後急速に橋梁の高齢化が進み、補修、補強、架替費用が大幅に増加することが予想されます。
目的
これまで、傷んだ橋梁については、その都度の補修をする事後保全や架替を実施し、道路通行の安全性・信頼性の確保を図ってきましたが、近い将来、橋梁の高齢化に伴い膨大な更新・維持管理費用が必要となり、道路利用者へ安全・安心なサービスを提供することが困難となる事態も想定されます。
このため、今後も限られた予算の中で安全性・信頼性を確保するため、今までの「事後保全や架替」による対応ではなく、傷の小さいうちや損傷が表面化する前から計画的に対策を実施する「予防保全」により橋梁を長持ち(長寿命化)させ、可能な限りコスト縮減を図りつつ、計画的な橋梁の保全と地域の道路網の安全性・信頼性を確保していくこととしました。
市ではこのようなことを目的に「北斗市橋梁長寿命化修繕計画」を策定しています。
橋梁点検結果
北斗市が管理する市道に架かる橋梁115橋及び大型カルバート2基の状態を把握するため、令和元年度は24橋の点検、令和2年度は91橋及び2基の点検を行なっています。