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北海道新幹線Q&A

北海道新幹線Q&A

新幹線に関する皆様の御質問にお答え致します。

(1) 新幹線はこれまでに大きな事故は発生していないのですか?

  • 2004年(平成16年)10月の中越地震により、1964年(昭和39年)10月の東海道新幹線開業以来初めて営業中の列車脱線事故が発生していますが、幸いにも死亡事故には至りませんでした。
  • 現在、JR各社によって、脱線の防止や万が一脱線した場合に被害を小さくするための対策として、新幹線車両の改良や脱線防止ガードの設置試験、高架橋やトンネルの耐震補強工事等を実施しています。

(2) これまでに死亡事故は発生していないのですか?

  • 1964年(昭和39年)10月の東海道新幹線開業以来、新幹線の事故による乗客の死亡事故は発生していません。ただし、三島駅で駆け込み乗車をしようとされたお客様がドアに指を挟んだため、列車に引きずられホーム下へ転落し死亡した事故が1件発生しています。

(3) 200km/h以上のスピードで運転して安全に止まれるのですか?

  • 新幹線は高速走行に備え、確実に停止するための高度な信号システムやブレーキシステムを二重三重に備えており、安全には細心の注意が払われています。また近年は、さらなる安全性の向上を目指して、高速走行時の停止距離短縮を図る様々な取り組みが行われています。

(4) 踏切は危なくないのですか?

  • 新幹線は主たる区間を200km/h以上の高速で走行することから、安全を確保するためにも踏切は設置されておらず道路とは全て立体交差となっています。

(5) 新幹線は地上を走行するから自然災害に弱いのではないですか?

  • 新幹線は、在来線と比較して構造物の災害強度を厳しく設計しており自然災害に強い交通手段となっているほか、悪天候時においても徐行措置等を講ずることによって運転を継続することが可能であるため、航空機と比較して運休率が低くなっています。

【運休率】

  • 新幹線:0.18%
  • 在来線(特急):0.54%
  • 航空機:0.30%

(6) 運休が少なくても大幅に遅れたりしているのではないですか?

  • 東海道新幹線の1列車あたりの平均遅延時分は過去10年以上にわたって1分以下となっており、新幹線の高い定時性を示しています。

(7) 雪の多い北海道でも大丈夫なのですか?

  • 新幹線は、北海道と同様な積雪寒冷地である東北や上信越地方においても運行されていますが、これら地域の新幹線には様々な積雪及び寒冷地対策が施されており、安定的な運行が確保されています。北海道新幹線は、これまでの新幹線の実績を活かし計画が策定されていることから、さらに安定的な輸送手段として整備されると考えています。

(8) 新幹線には一度に何人くらい乗れるのですか?

  • 北海道新幹線「H5系」は10両編成で定員が731席であるのに対し、国内最大の旅客機であるボーイング747-400の定員は569席となっており、新幹線の輸送能力が大きく上回っています。

(9) 北海道新幹線ができても航空機とのお客様の奪い合いになるのではないですか?

  • 新幹線の特徴として、大量輸送が可能ということ以外に、年末年始やお盆などの繁忙期において弾力的に臨時列車を設定できるということも挙げられます。
    また、航空機が2都市間を結ぶ交通手段であるのに対し、新幹線は終着駅までの間の各主要都市に停車することから、北海道新幹線の整備により北海道から東京までが線で結ばれることになります。
    以上のように北海道新幹線が整備されることにより、これまで以上の輸送力が確保されること、東北地方など航空機の便数が限られた地域との往来が容易になること、高速交通機関としての選択肢が増えることなどから、航空機とのお客様の奪い合いではなく、北海道と本州の各都市間の交流人口全体が増加すると考えられます。

(10) 新幹線は地球温暖化に影響を与えないのですか?

  • 1人を1km運ぶ場合の二酸化炭素排出量を比較すると、新幹線は航空機の約1/5、自家用車の約1/9となっており、地球環境に優しい交通機関です。

(11) 新幹線の整備は環境破壊につながるのではないですか?

  • 新幹線を含む鉄道は元来エネルギー効率の高い輸送機関ですが、近年の新幹線車両は制御技術の向上、車体の軽量化などによって省エネルギー化がさらに進められており、より地球環境に優しい交通機関を目指しています。
    また、北海道新幹線建設工事の認可申請前には環境影響評価が実施されていますが、その中で生態系に与える影響については「全体として、高架構造・トンネル区間が長いため、地形や植生改変に伴う影響は小さい。」とされており、沿線環境に与える影響は十分に低減可能であると考えられています。

(12) 新幹線による騒音や振動の問題はないのですか?

  • 新幹線の整備にあたっては環境基準を達成するため、高架橋に防音壁を整備するほか、トンネルの高速通過時に生じる衝撃音を和らげるためトンネル出口に緩衝工を設置しています。また振動を抑える軌道材料を採用するなど、騒音や振動の低減に努めています。

(13) 新幹線建設における自治体の負担額はどれくらいなのですか?

  • 新幹線建設工事費については、法令により、国が2/3、都道府県が1/3を負担することが定められています。また、都道府県が負担する工事費については、「駅部及び駅部と一体となった都市計画上の用途地域内の鉄道施設工事」に限り、市町村に負担金の一部を負担させることができます。負担割合は、都道府県と市町村の協議で決まりますが、全国の先行事例では、都道府県負担額の1/10を市町村が負担するという事例が一番多くなっています。

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