一般質問のあらまし
工藤秀子 議員
1. 学校教育の充実に関する件
第2次北斗市総合計画の基本計画・学校教育の充実の主要施策「健全な心身の育成」における学校給食費軽減拡大事業3カ年計画で、「次世代を担う子供への応援」として、第二子以降の学校給食費の無償化を継続して実施とあります。
令和6年度以降も方向性として維持とありますが、今後、完全無償化のお考えはあるかお知らせください。
2. 有害鳥獣駆除対策に関する件
令和6年に入り、他の自治体で有害鳥獣駆除団体の隊員の報酬等でいろいろな問題が報道されています。
令和3年第2回定例会でも一般質問していますが、市内での有害鳥獣駆除団体に所属している方で狩猟免許を所有するなど一定の要件を満たす方を鳥獣被害対策実施隊員として任命しているとありました。
北斗市では他自治体のように報酬に対する要望は出ていないか。
また、以下の質問もお答えください。
(1) 駆除団体隊員数と年齢構成(令和3年~令和6年)。
(2) 駆除鳥獣の種類別数と報酬(令和3年~令和6年)。
前田治 議員
1. 放課後児童クラブに関する件
市は、令和2年度より、すべての放課後児童クラブ運営の外部委託を開始し、今年で5年目を迎えています。
放課後児童クラブは、保護者が就労等により昼間家庭にいない児童を対象に、放課後に適切な遊びや読書、集団活動等を通じ、開設時間の中で楽しく過ごさせることを目的として、13施設で運営されていますが、以下の点についてお伺いします。
(1)外部委託による効果と問題点についてどのように考えているか。
(2)文教厚生常任委員会に提出された資料では、本年度当初の小学校における児童数1,949人の内、特別支援学級在籍児童が113人となっているが、特別支援学級在籍児童の内、放課後児童クラブ利用児童は現時点で何人か。
(3)外部委託に移行後、市は、現場の状況をどのような方法で把握しているか。
また、現場の状況が見えづらくなってきている実態はないか。
2. 国民健康保険制度に関する件
2023年6月、政府は健康保険証を廃止する法律を成立させ、閣議により、廃止日を2024年12月2日と決定しました。
これにより、マイナ保険証を持たない市民から、医療機関への受診に支障がでるのではと心配する声があがっています。
マイナ保険証を巡っては、様々なトラブルが相次ぎ、市民の不安が解消されていない現状が続いています。
市は、すべての市民が不安なく医療機関の受診ができる環境を整備する必要があると考えますが、以下の点についてお伺いします。
(1)市内の国保加入者及び後期高齢者医療被保険者証交付対象者は現時点でそれぞれ何名か。
その内、マイナンバーカード取得者は何名か。
また、その中でマイナ保険証取得者は何名か。
(2)また、その中でマイナ保険証取得者は何名か。
(3)今年12月以降の保険証等の交付はどのようになるのか。
3. 市内道南いさりび鉄道駅舎及び跨線橋に関する件
道南いさりび鉄道には、市内区間に7つの駅舎と5つの跨線橋が設置されており、通勤、通学、旅行者など、多くの方々に利用されており、適切な施設管理が必要と考えます。
先日、遠方の知人がトラピスト修道院見学のため、いさりび鉄道を利用し、渡島当別駅に降りて驚いたとの話でした。
跨線橋通路や階段に虫の死骸が散乱し、内壁や天井にはクモの巣が多数あり、非常に気持ち悪い思いをしたとのことです。
また、駅待合室の汚れもひどいとのことでした。
茂辺地駅跨線橋についても渡島当別同様、小学生が跨線橋を渡るのが怖いという声も聞こえてきました。
これら施設の清掃を含めた管理はどのように行われているのかお知らせください。
日笠朝子 議員
1. 北斗市における女性活躍・男女共同参画の推進に関する件
令和6年6月11日、すべての女性が輝く社会づくり本部(第14回)・男女共同参画推進本部(第24回)合同会議において、女性版骨太の方針2024が決定されました。
今年の「女性版骨太の方針」のポイントは、女性活躍・男女共同参画を推進するための「人材の育成」を横串に据えたことです。
その上で、「Ⅰ 企業等における女性活躍の一層の推進」、「Ⅱ 女性の所得向上・経済的自立に向けた取組の一層の推進」、「Ⅲ 個人の尊厳と安心・安全が守られる社会の実現」、「Ⅳ 女性活躍・男女共同参画の取組の一層の加速化」の4つの柱に沿って、持続的で広がりのある取り組みの推進を目指すものとしています。
そこで、以下の点についてお伺いします。
(1)北斗市職員における女性職員の割合は、令和6年4月1日現在において、部長級11.1%、課長級10.7%、係長・主幹16.4%です。
今年度、初めて部長級の女性職員が誕生したとはいえ、女性の課長級の人数は令和に入ってからは、3人と増えていません。
女性の割合が30%を超すと、発言力が大きくなり組織の活性化が進むことはよく知られています。
女性職員の育成について、市長の方針をお聞かせください。
(2)災害時において女性の要望を取り入れるには、避難所運営方針を決定する場に30%以上の女性が存在することが必要だと考えます。
北斗市防災会議における女性の割合及び自主防災組織の数と構成員における女性の割合を教えてください。
2. 北斗市子ども・子育て支援事業計画に関する件
第2期北斗市子ども・子育て支援事業計画の最終年度を迎え、第3期の計画策定作業に入っています。
第2期では、「誰もが幸せで輝くまちづくり」という基本理念に沿って、3つの「基本的な視点」①子どもを生み育てる環境の充実、②子育て環境の充実、③子どもへの虐待防止の推進の実現を目指すとし、6つの基本目標に沿った施策を展開しています。
そこで、以下の点についてお伺いします。
(1)第2期の結果を分析し、第3期のこれからを予測し、子育て支援サービスを展開するに当たり、第2期における令和5年度の将来推計人口や教育・保育サービス量の見込みが実際の子どもの人口にどれだけ合っているのか。
もし、見込みから下回っているならば、その原因をお聞かせください。
(2)7月に一般社団法人日本子育て支援協会主催の第5回日本子育て支援大賞が発表され、道南の鹿部町が自治体部門で受賞しました。
受賞理由は、「小・中学校では教材費、給食費、制服代、修学旅行代が無償など、妊娠・出産から巣立ちまで子育て負担が実質ゼロになるようなロングランの行政支援を行っている。」とのことです。
行き届いた行政サービスはもちろんですが、子育てにお金がかかるようになった現在、子育てに関する新たな財政支援を第3期北斗市子ども・子育て支援事業計画に示す考えはありますか。
宮川勇 議員
1. 農業関連に関する件
近年、物価が上がり、農業資材関係についても同様であります。
物価高騰は農業者の所得にどのくらい影響を与えていますか。
また、令和6年7月末現在、JA新はこだて(北斗営農センター)が取り扱っている基幹作物(長ネギ、トマト、キュウリ、ホウレンソウ)の価格、また、過去3年間と比較してどのように推移しているかお知らせください。
2. 国の政策でもある畑地化促進事業に関する件
国は、水田を畑地化して畑作物の本作化に取り組む農業者に対して、畑地利用への円滑な移行を促し、畑作物の需要に応じた生産を促進するとの説明をしているが、これまで行政と共に歩んできた農業関係者は心配な状況であります。
これまでの支援として、経営所得安定対策事業、基盤整備事業、施設園芸用ハウス等導入事業、土地改良区決済金等支援など、生産者に対する支援につながるような支援を行ってきましたが、今後の見通しについてお知らせください。
髙村智 議員
1. 子育て支援に関する件
現在の子育てを取り巻く環境は、コロナ禍から格差がさらに広がり、厳しい状況なのは共通認識だと思います。
全国的に各自治体での対策も幅広く、北斗市も子育て期において、様々な政策を展開しています。
北斗市のこれからを考えると様々な施策が必要だと感じます。
また、給食費の完全無償化や、義務教育でかかる費用の負担軽減など、子育てにかかる費用負担の精査も必要と考えます。
今後の子育て支援策について、市長の考えをお聞かせください。
2. 高齢者の支援に関する件
高齢化もまた、日本全体での課題となっています。
北斗市では高齢者ふれあい入浴券を交付していますが、これからの高齢者への支援についてもっと幅広く深堀りする必要があると考えます。
ふれあい入浴券の利用率(令和4年度、令和5年度)と併せて市長の考えをお聞かせください。
3. 観光振興に関する件
桜回廊と銘打ってライトアップなどを増やし、北斗市の春の観光の代名詞となっていますが、昨年今年と桜の開花時期が例年より早まり、観光客の来場にも影響を与え、ゴールデンウィーク後半は桜も散ってしまい人影もなく寂しい状況でした。
温暖化に左右されない取り組みが必要となりそうです。
コロナ禍明けで全国的に観光客の数も多くなり、経済効果の享受も各自治体の工夫も感じられます。
これからの桜回廊に関しては、練り直しが必要と感じます。
市長の考えをお知らせください。
新関一夫 議員
1. トマト共同選別施設更新に関する件
本年6月に公布・施行された「食料・農業・農村基本法の一部を改正する法律」は食料安全保障の確保を基本理念に位置付けました。
私も、近年の激しい気候変動や国際情勢の緊迫化等により、食料安全保障の考えの重要性は増大し、食料自給率の改善は喫緊の課題であると理解しています。
その一次産業の一翼を担う、当市における「トマト生産」は農家にとっても複合経営の大きな柱として、経営の安定に寄与してきたと理解しています。
この考えを前提に以下質問致しますが、この質問により当市のトマト生産の実像と、今後の展望について議論を深め、課題と施設に対する適切な補助を探りたいと考えています。
そこで、主要施設となる「トマト共選施設」更新については、第1回定例会時の会派説明で市から説明があり、先般開催された産業建設常任委員会で市から報告がありました。
その委員会に市より提出された資料を基に以下質問します。
(1)初めに、現在の施設に関わる件について質問します。
ア 平成20年度に整備された現施設は、どのような背景で、どのように整備されたのかを伺います。
イ 平成20年以降、昨年まで(平成20年度~令和5年度)の「施設園芸用ハウス等導入事業補助金」の5年ごと(平成20年度、25年度、30年度、令和5年度)の支出額を道の補助金とともにお知らせください。
また、その補助金により整備されたハウスの棟数と全ハウスの棟数をお知らせください。
ウ 上記と同様に平成20年から5年ごとの施設利用農家戸数、取扱高(トン数と金額)、共選手数料金(単価・総額)をお知らせください(北斗市分)。
エ 施設の稼働実績(稼働日数・雇用人数・経費と共選料)の過去5年分(令和元年度~令和5年度)をお知らせください(北斗市分)。
また、共選料の算出根拠もお知らせください。
オ 施設機械設備の経年劣化による故障等(大きな故障)を具体的にお知らせください。
併せて、それに伴う経済的損失(修繕料・機械停止によるトマト棄損分・残業等人件費の割り増し分)の過去5年分(令和元年度~令和5年度)をお知らせください。
(2)これからの、新しい施設に関わる件について質問します。
ア 農協が考えている新しい共選施設の概要をお知らせください。
イ 新施設の年間処理量は5,400トンに設定されていますが、令和2年に5,406トンの実績があります。
農家の高齢化、後継者不足が指摘されていますが、農協の計画ではトマト生産は縮小していくのか、拡大していくのか、考えと理由をお知らせください。