令和3年第3回定例会

一般質問のあらまし

栃木正則 議員

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1. 市長選挙出馬に関する件

 池田市長は今日まで1期目の任期において市政を担ってまいりました。
 市長就任以来「市民の目線に立ち、市民による市民のためのまちづくり」を基本理念とした、まちづくりを行ってまいりました。
 この間、公約として掲げておりました、政策すべてを実施し、さらに新型コロナウイルス感染症による予期せぬ局面においても、経済の下支えから円滑なワクチン接種体制の構築など、市民生活に安心感をもたらす積極的な行政手腕に対し、心から敬意を表す次第であります。
 一方、コロナ禍後の経済対策、北海道新幹線の札幌延伸を見据えた新函館北斗駅周辺整備、そして人口減少問題など、取り組むべき諸問題も山積しており、北斗市発展のために市長が掲げる「SDGs」の理念を踏まえた「持続可能な地域と圏域の形成」に向けて、さらなる池田市長のリーダーシップが必要と考えます。
 明年1月に予定されております、市長選挙に出馬を願う多くの市民の声が聞こえてきますが、池田市長の思いをお聞かせ願います。

2. 浜分近隣公園用地購入に関する件

 浜分近隣公園が昭和59年に開設して以来、地域住民の憩いの場であり、スポーツを楽しむ場であったり、浜分地区の住民にとっては長年にわたって親しみ深い公園です。
 市長は市政執行方針で、総合運動公園を子どもから高齢者までの「みんなが愛着を持てる運動公園」を目指し、再整備に向けて始動するとしています。
 浜分近隣公園については、今年度、用地取得予定と聞いておりますが、将来どのような構想をお持ちなのかお伺いいたします。

3. 市内スポーツ施設の利用に関する件

 昨年度の運動公園フットボール場の完成により、市内スポーツ施設がより一層充実した環境となりました。
 スポーツ大会や合宿の誘致推進により、交流人口の拡大などが期待されるところだと思います。
 新型コロナウイルスの影響により、スポーツ大会や合宿の中止などの影響を受けたとは思いますが、ワクチン接種等による感染対策の充実により、徐々に大会や合宿なども再開していくかと思います。
 今後の施設の活用や、新規の大会や合宿、一度中断された大会や合宿の再誘致の取り組みなどについてお知らせください。

 

髙村智 議員

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1. 七重浜・追分地区における温泉入浴施設に関する件

 七重浜8丁目にある天然温泉 七重浜の湯が9月末をもって閉館することになりました。
 スパビーチとしてオープンして以来、地元の行楽スポットとしてたくさんの賑わいがありました。
 様々な事情があるとは思いますが、閉館になることは、市民の方々に多大な影響を与えます。
 そこで質問いたします。
 浜分地区にあった温泉入浴施設が相次いで閉鎖となれば、利用していた方々の入浴機会に影響が予想されます。
 すでに、自宅にお風呂がない方々からは、不安の声が届いております。
 また、入浴施設以外に会議や宴会場としても、市内のたくさんの団体が利用してきました。
 このような施設がなくなることでたくさんの市民の方々に影響が出ると考えます。
 この状況を踏まえた中での市長の考えをお聞かせください。

2. 帯状疱疹予防など様々なワクチン接種に関する件

 帯状疱疹は多くの方が耳にしたことがある皮膚病です。
 水痘(水ぼうそう)が完治した後も体内の神経節に隠れて免疫細胞の攻撃をかわし、何十年も潜伏するウイルスです。
 2014年からすべての小児に水痘ワクチンの定期接種が始まり、水痘患者は劇的に減りましたが、その結果、帯状疱疹患者が増加していると言われています。
 特に高齢者が罹患する確率が高く、全国の自治体でも、帯状疱疹ワクチンの公費助成の動きが増えています。
 北斗市でも子どもから高齢者までが安心して暮らせるまちづくりを推進していることから、帯状疱疹ワクチンや前にも提案したおたふく風邪のワクチンを公費助成して、市民がより安心して暮らせるまちづくりを築くべきと考えますが、市長の考えをお聞かせください。

 

工藤秀子 議員

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1. 市営住宅の管理人に関する件

 北斗市の市営住宅は市営住宅長寿命化計画で、それぞれの住宅、団地の外壁等の改修や給排水設備の更新等が行われており、住環境は充実されています。
 先日、市民より市営住宅の管理人についてお話がありました。
 そこで、お尋ねいたします。

  1.   市営住宅全部に管理人はいるのか。
  2.   管理人に資格条件はあるのか。
  3.   管理人の仕事内容は。
  4.   管理人の任期はあるのか。

2. 自然災害に関する件

 今年の7月~8月にかけて、日本付近に停滞し各地に記録的な大雨をもたらしている前線があり、記録的大雨や特別警報が出され厳重な警戒を余儀なくされ、河川の氾濫、土砂災害など各地の被害が報道されています。
 そんな中で市民より北斗市の河川状況やダムの様子を尋ねられました。
 そこで以下の点をお尋ねいたします。

  1.   北斗市内にあるダムの数とそのダムの役割をお知らせください。
  2.   北海道の管理である二級河川の流渓川上流、柳川橋の下流部分の雑木は伐採され、戸切地川の田園大橋下流の両側もきれいになっているが、他の二級河川の状況はどうなっているか。
    令和2年第1回定例会における山本議員の一般質問の答弁で、旧久根別川では改修計画について検討中であるとしていますが、今年度の動きはどうなっているかお知らせください。

 

仲村千鶴子 議員

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1. 認知症対策に関する件

 高齢化に伴う認知症の方の増加への対応は、今や世界共通の課題となっている中、世界で最も速いスピードで高齢化が進んできた日本は公的介護保険制度のもと、「認知症の方の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会を実現する」という目的で、2015年1月に新オレンジプランが策定され、2017年7月には、数値目標の更新や施策を効果的に実行するための改定が行われています。
 これは、団塊の世代が75歳となる2025年に向けて厚生労働省が掲げた認知症施策です。
 これからの老後を考えたとき、自分が認知症になったら、また家族が認知症になったらなど、心配は尽きません。
 そこで伺います。

  1.   当市における認知症の実態を、年代別の認知度などについて分かっている範囲でお伺いします。
  2.   認知症予防と取り組みの現状についてお伺いします。

 

佐々木亮 議員

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1. 新型コロナウイルス感染症対策に関する件

 現在のコロナ禍における本市の対応は、支援の実行スピードの速さもさることながら、広い裾野に対しての支援策も多く、他の自治体と比べても類を見ない対応と感じます。
 しかしながら、依然として収束の兆しが見えないコロナ禍においては、これからも様々な課題が浮き彫りになってくることが予想されます。
 誰一人取り残さないというSDGsの理念を市政運営にも掲げる池田市長の手腕には、より一層の期待が寄せられると考えます。
 そこで以下の点についてお尋ねいたします。

  1.   若年層に対するワクチン接種方法の考え方について
     本市においても希望者に対してのワクチン接種が順次進められ、今後は若年層への準備に取り掛かっていくと思います。
     現在、ワクチン接種は満12歳以上から受けることができることになっていますが、接種希望者がいる一方で、アレルギー等で接種できない、現時点での接種を悩んでいるという方の声を聞くこともあります。
     若年層、特に学校現場ではいじめ等に直結する恐れもありデリケートな課題です。
     小・中学生を含め、若年層におけるワクチン接種の進め方についてお知らせください。
  2.   コロナ禍における公衆衛生上の啓蒙活動等の取り組みについて
     市民の健康維持・増進に対し、これまで様々な取り組みがなされてきております。
     しかし、現在のコロナ禍では感染予防のため、これまで通りの健康相談や啓蒙活動の実施が難しい状況と推測されますが、公衆衛生上の取り組み(生活習慣病予防や精神衛生等)の今後の具体的な取り組みについてお知らせください。
  3.   コロナ禍における避難所運営の考え方について
     直近では、九州地方をはじめとする豪雨災害など全国的に災害は多発しております。
     本市においては、幸いにして大規模な災害は近年発生しておりませんが、いつ発生するか分からない災害を想定した今後の取り組みについてお聞きします。
    ア コロナ禍での避難所運営に関するシミュレーション等を実施する予定はあるか。
    イ 2020年6月に日本医師会が策定した新型コロナウイルス感染症時代の避難所マニュアルでは、密閉・密集・密着を避ける方策、避難所の入所制限、できるだけ多くの避難所の確保等がうたわれています。
      本市のマニュアルにおいても状況に応じて、話合いや修正をしていくのか、考えをお知らせください。
    ウ 災害弱者である在宅人工呼吸器や酸素濃縮器などの医療機器を使用している患者数の把握をしているのか。
      また、災害時の支援方法等についてお知らせください。

 

前田治 議員

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1. 巡回ワゴン運行に関する件

 市は、バス停や駅から離れていて、通院や買い物などが困難なエリアの方々の利便向上を目的に、巡回ワゴン車の実証運行をすると発表しました。
 市内を3ルートに分け、10人乗り程度のワゴン車を運行させる計画で、買い物や通院などで不便されていた方々には、大きな助けとなります。
 交通弱者と言われる方々にとって、買い物など日常的な移動にも不自由を強いられている状況が全国各地で問題となっており、北斗市においても重要な課題となってきました。
 ようやく問題解決に大きく前進する取り組みになる可能性があるだけに、本当に必要としている市民の意見や要望が反映されることが大切です。
 以下の点についてお伺いします。

  1.   駅やバス停から離れた地域に居住しているなど、移動に不自由な市民の人数がどの程度になると認識しているのか。
  2.   そのうち、巡回ワゴン車の運行により、どの程度カバーできると考えているのか。

2. 七重浜地区の入浴施設に関する件

 昨年の夏頃から七重浜地区の銭湯が休業状態となり、さらに七重浜地区の温泉施設が今月で閉店になるとのことです。
 これにより、七重浜地区から入浴施設がすべてなくなり、地元住民はもとより多くの市民から戸惑いの声が多数寄せられています。
 以下の点についてお伺いします。

  1.   過去3年間の市内入浴施設ごとの入浴者数について
  2.   過去3年間の市内入浴施設ごとの高齢者ふれあい入浴券利用者数について
  3.   両施設の休業・閉店により、どのような影響が出ると認識しているのか。
  4.   両施設は民間施設であるが、営業継続など、市として何らかの支援等を行う考えはないのか。

3. 北海道新幹線トンネル工事に伴う掘削発生土に関する件

 市は、今年6月11日の「北海道新幹線トンネル工事に伴う掘削発生土に関する調査特別委員会」で、村山地区受入地の地下水から、環境基準値を超える重金属のセレンが検出されたと報告しました。
 鉄道・運輸機構では、市の要請により原因究明及び必要な対策を講じていると思われます。
 以下の点についてお伺いします。

  1.   地元井戸水利用住民への飲用水の提供状況について
  2.   週1回実施の水質分析による溶出量の推移について
  3.   盛土上部の仮覆土がどのように行われているのか。
     また、要対策土搬入再開後、仮覆土は撤去されるのか。
  4.   要対策土搬入中止後も工事は進行していると思うが、工事現場から搬出されている要対策土及び条件不適土の搬出量はどの程度で、現在どの場所に置かれているのか。
  5.   基準値超過の原因究明及び対策の進捗状況、第三者委員会の開催状況及び予定について

 

新関一夫 議員

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1. 新型コロナウイルス感染拡大に関する件

 新型コロナウイルス、デルタ株のまん延により、全国的な感染拡大が進んでいる状況ですが、当市においてワクチン接種に関わっていただいている医療関係者の皆さん、接種券の発送や様々な準備を担っていただいている市役所「コロナ対策プロジェクトチーム」の皆さんに感謝申し上げます。
 マスコミ等ではデルタ株の次には、より強い感染力のあるラムダ株がまん延するのではないかとの報道もありますが、感染拡大に係る当市の状況について、以下の点をお聞きします。

  1.   昨年4月以降の感染者数の推移について(分かっている範囲で月別感染者数)
  2.   ワクチン接種状況と今後の見通しについて、特に高齢者への接種がおおかた終わったことから、生徒・学生を含め若年層へ対する接種をどのように考えているのか。
  3.   外国人住民数(直近)と外国人住民の方へのワクチン接種の進め方について
  4.   昨年4月以降の生活保護受給者数と緊急小口資金等(特例貸付)の貸付件数の推移について(月別)
  5.   地域応援券の利用状況について(直近の数字)

2. 地域公共交通に関する件

 地域公共交通は高齢化社会の中で、絶対に必要なものだと考えますが、様々な制約のある中で住民ニーズといかに合致したものをつくり上げるか、非常に難しいものと考えています。
 究極の住民ニーズは「いつでも・どこでも・だれでも」利用できるものだと思いますが、予算を含めそれは無理なことです。
 しかしながら、行政はそれに近づける不断の努力が必要でしょうし、住民には行政と一緒に地域公共交通を育てていく意識が求められていると考えます。
 そのような住民感情をいかに醸成していけるのかが、成否の分かれ道になっていくのではないでしょうか。
 「かけがえのない、自分の足」的意識を持ってもらうための方策について伺います。
 また、「北斗市地域公共交通計画」に基づく、巡回ワゴン実証運行に関わる件について、以下の点を伺います。

  1.   本年10月1日から実証運行の開始予定でありますが、準備状況についてお聞きします。
    ア 地域住民、北斗市民に対する周知状況、今後の予定について
    イ 停留所の標識・時刻表等の整備状況について
    ウ 地域幹線系統や新函館北斗駅・上磯線との接続状況について
  2.   実証運行ですから、今後、様々な見直しや改善が行われると考えますが、「見直し」をする予定時期について(PDCAの時期)
  3.   利用促進を図る上での今後の方策について

3. 観光協会・施設運営に関する件

 標記の件に関し、これまでにも様々な質問をしてきました。
 直近では、令和3年第1回定例会にて「テナントに関して」、令和2年第4回定例会にて「協会に対する市の監査について」、令和2年第1回定例会にて「財務内容、人事、駅周辺の賑わい創出」等々。
 突出した観光資源のない当市が、観光振興に取り組むのは非常に難しいことです。
 新幹線開業にあわせ観光協会を法人化し、協会に施設運営をはじめ、観光振興事業等を委託しながら今に至るわけですが、根本的にその在り方を見直す時期にきていると考えますが、考えをお聞きします。
 また、以下の点についてもお知らせください。

  1.   協会法人化後の年度ごとの実質的に負担している金額について
    (事業費は除外。テナント料・アンテナショップ等の利益、出向職員の人件費を含む。)
  2.   平成31年4月から協会の要請により部長級の職員を局長として派遣していますが、令和2年第1回定例会の私の質問の答弁に「派遣の最大の目的は、事務局体制の立て直しであり、協会が本来果たすべき役割を全うできるよう、現状の把握と課題の洗い出しを行いながら改善策を検討」とありましたが、それについて具体的にお知らせください。
  3.   現在も新たな職員を局長として派遣しておりますが、本来、独立した活動を担うべき法人としての協会に、実務の責任者である局長を長期にわたり派遣していることに関して、どのように考えているのか。
  4.   風聞によると、「アンテナショップおがーる」の「ほっくる」への移転の話がありますが、その真偽について。
     もし、移転の考えがあるのであれば、その考え方と、移転に関わるメリット、デメリットについて。

4. 北海道新幹線トンネル工事に伴う要対策土・条件不適土に関する件

 去る5月31日、鉄道・運輸機構より、村山地区受入地の地下水で、セレン濃度が基準値を超える事態が報告され、市は直ちに対策土・条件不適土の搬入中止を機構に要請したところですが、その後の機構の対応について伺います。
 また、「北海道新幹線有害残土を考える北斗市民の会」が市に対し、公開質問書を出しましたが、その中身とその後の対応についてお知らせください。
 重ねて、私はこれまで市民の安心感を高めるため、セカンドオピニオン的、信用のおける調査機関に残土の処理について調査依頼をすべきと発言してきました。
 市は「機構の第三者委員会こそが最良の機関」だとしてきました。
 市こそが信頼してきた「第三者委員会」に裏切られたとの思いはないのでしょうか。
 実際に基準値を超える値が出た今も市の認識は変わらないのかを伺います。

 

 

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