令和6年第1回定例会

一般質問のあらまし

工藤秀子 議員

 工藤秀子議員

1. 農業経営安定化に関する件 

 令和4年6月議会と令和5年6月議会で農業行政に関する質問をしました。
 米政策による水田活用の直接支払交付金の急激な見直しの中で、国の政策転換や交付金などに変化があると思います。
 そこで以下の点をお尋ねいたします。
 水田活用の直接支払交付金の交付対象水田の見直しで農業者に変化があったか。
 また、今後の北斗市農業への影響と市としての今後の取り組みをお知らせください。

2.ワインによる地域振興に関する件

 先日、商工会三部合同講演会で文月ヴィンヤードの管理者、株式会社農楽   佐々木賢氏の講演を聞きました。
 話の中で2031年までの構想を熱く語っていました。
 そこでお尋ねいたします。
 文月・向野6次産業化協議会によるワイナリーを核とした関連事業は国及び北斗市による支援を受け、各事業計画が順調に推移していると思いますが、協議会の各事業者の進捗状況及び事業予定をお知らせください。

3.北斗市商店街等元気づくり事業補助金に関する件

 令和5年9月議会でも質問しましたが、その中で補助金を受けている事業主の経営状態について指導・助言を行ったが改善確認のない事業主がありました。
 そこでお尋ねいたします。
 改善確認のなかった事業主の現状での経営状況と事業確認後の状況をお知らせください。

佐々木亮 議員

 佐々木亮議員

1. 北斗市地域防災計画に関する件 

 近年、全国はもちろん全世界的に見ても災害が増加傾向にあります。
 本市においては、幸いにして大規模な人的被害が出る災害は発生しておりませんが、いざという時のためにも、日頃からの備えが大切になることは言うまでもありません。
 災害対策は、自助・共助・公助の考え方で進められ、本市においてもこれまで様々な準備がなされてきましたが、令和5年10月に策定された北斗市地域防災計画に基づく直近の対策状況について、以下に質問致します。

(1) 食料その他の物資の確保として、計画では、「避難所等で必要となる食料、飲料水、生活必需品、衛生用品、燃料、その他の物資について、おおむね発災から3日目までに必要な数量(住民持参分を除く)を備蓄するよう努める」とありますが、現在想定している避難所生活人数、及び現在の備蓄状況について、上記項目別にそれぞれパーセンテージでお知らせください。
(2) 公助機能の中には、資材の運搬や搬入・避難所開設の準備も含まれると思いますが、職員の訓練実績や今後の予定についてお知らせください。
(3) 共助への支援の今後の見通しについてお知らせください。

伊藤洋平 議員

伊藤洋平議員

1. 公共施設マネジメントに関する件 

 日本では、高度経済成長とともに全国で多くの建設事業が推進されました。
 それから50年以上が経過し、公共施設は老朽化が進み、外壁の落下など日々危険な事案が発生し、安全性の確保は喫緊の課題となっています。
 このような状況から、総務省は平成26年4月に全国の自治体に対して、地方公共団体が所有するすべての公共施設等を対象に、地域の実情に応じて、総合的かつ計画的に管理する計画である「公共施設等総合管理計画」の策定要請を行い、北斗市においても平成29年3月に公共施設等総合管理計画が策定され、令和4年3月に一部改訂され更新されました。
 公共施設等がこれから大量に更新時期を迎える一方で、15歳~64歳の生産年齢人口が減少し、市税収入の増加が難しい状況となってくることが予想されます。
 さらには人口減少等により、今後の施設利用等の需要が変化していく中、施設総量の最適化を進めていく必要があります。
 公共施設の対象範囲は多岐にわたりますので、今回はいわゆる「ハコモノ」である建築物に絞って次の質問をさせていただきます。

(1) 施設の統廃合、全体総量の圧縮に向けて、施設の廃止、売却や転用等どのような計画を持って進められているか。
(2) 利用率が低い施設について、利用率向上に向けての施策等どのように考えているか。
(3) 今後の更新に掛かる費用に関し、平準化に向けてどのように取り組まれるか。

日笠朝子 議員

日笠朝子議員

1. 北海道新幹線トンネル工事掘削発生土に関する件

 北海道新幹線トンネル工事掘削土の対策土を受け入れた村山地区受入地では、2年以上にわたり地下水から国の基準値を超えるセレンが検出され続けています。
 鉄道・運輸機構は、セレン濃度を基準値以下にするために、解決策として昨年8月にセレン浄化システムを建設し、現在稼働中です。
 また、柳沢地区仮置場においては、レイアウト変更により受入土量を拡大し、対策土を受け入れ続けています。
 以下の点についてお伺いします。

(1)セレン浄化システムの稼働状況等、現状についてお知らせください。
(2)村山地区受入地におけるモニタリング孔B-3、B-3-1、B-5の昨年11月21日以降の検査月日ごとのセレン濃度をお知らせください。
(3)柳沢地区仮置場のレイアウト変更状況及び対策土の受入状況についてお知らせください。
(4)柳沢地区仮置場における地下水モニタリング孔B-4の昨年11月21日以降の検査月日ごとのセレン濃度をお知らせください。

2.保育施設の潜在的待機児童数に関する件

 働き続けたいと思っている、幼い子どもを育児中の家族は、預けたい時に子どもを預けられる環境の地域に住みたいものと考えます。
 北斗市の保育施設の潜在的待機児童数について、以下の点についてお伺いします。

(1)令和5年4月と10月の、年齢別、保育時間の区分別による潜在的待機児童数。
(2)令和5年度に潜在的待機児童のいなかった月があればお知らせください。

3.北斗市立小・中学校における全国学力・学習状況調査等の結果に関する件

 文部科学省による全国学力・学習状況調査等において、北斗市の子どもたちは平成27年度から令和元年度までは、おおむね全国・全道平均を上回っていましたが、令和3年度から低下傾向が続き、令和5年4月に行われた調査においては、すべての教科で全国・全道平均を下回りました。
 令和3年度の結果を受けて、現場では対策を講じているとは思いますが、2年連続で、全国・全道平均との差が広がっている傾向を見ると、今のうちに新たな対策を考える時期に来ていると考えますが、見解をお聞きします。

宮川勇 議員

宮川勇議員

1. 新函館北斗駅前開発に関する件

 新幹線新函館北斗駅前開発についてお伺いします。

(1)これまで、駅舎の一部及び駅前開発への市費の投入金額(当市からの補助金含む)はいくらなのか教えてください。
(2)そのことによる、費用対効果について市はどう考えているのか。
(3)今後、駅前開発はどう進めていくのかお聞かせください。

2. 文月・向野地区のワイン関連事業に関する件

(1)文月・向野地区においてのワイナリー、有機野菜、農業委員会についての記事が財界さっぽろ(2024年2月号)に掲載されていましたが、事実関係について説明願いたい。
(2)文月・向野地区のワイン関連事業での新規就農者に出されている、国・市からの補助金額についてお知らせください。
(3)もともとこの地区で営農されている方々とその新規就農者との間で問題等はなかったのか。
 また、新規就農者に関して、認定問題・トラブル等があったと関係者から聞いていますが、現状についてお知らせください。

前田治 議員

前田治議員

1. 自治体情報システムの標準化・共通化に関する件

 国は、維持管理や制度改正対応等に係る人的・財政的負担の軽減、地域の実情に即した住民サービスの向上、新たな行政サービスの迅速な全国展開等の実現を掲げ、自治体情報システムの標準化・共通化について、令和7年度までに移行を目指すとしています。
 デジタル技術は、人類が生み出した最新の技術であり、自治体においてもこの技術を有効に活用して住民の福祉の増進を図ることは必要ですが、一方で、大規模なシステム障害や誤作動、個人情報の流出など、様々な解決すべき課題もあります。

(1)移行が位置づけられている20項目の標準化対象事務の内容について
(2)移行完了までのスケジュールについて

2. 猛暑対策に関する件

 昨年の災害級とも言える猛暑の経験を踏まえ、市は、市民の命と健康を守るために様々な対策を行っていると思われますが、以下の点についてお伺いします。

(1)今年、エアコン設置を予定している5校の小・中学校について、夏までに設置できる見通しとなっているのか。
(2)来年、エアコン設置を予定している残りの10校の小・中学校について、来年夏までに設置できる見通しとなっているのか。
(3)町内会館建築費等補助金を活用した町内会館等のエアコン設置状況について
(4)市民に対し、熱中症にならないための啓蒙について、どのような計画で取り組んでいくのか。

3. 防災ラジオに関する件

 市は、防災無線を補完する目的で、昨年12月よりFMいるかの放送波を利用した「北斗市防災ラジオ」の運用を開始しています。
 以下の点についてお伺いします。

(1)防災ラジオ貸与の状況について
(2)今後の普及計画について

栃木正則 議員

栃木正則議員

1.町内会・自治会活動の活性化に関する件

 北斗市においても近年、市民の利便性、庁内業務の改善や効率化を目的とし、DX推進プロジェクトチームを立ち上げるなど、デジタル化に向けた取り組みを進めていると思います。
   北斗市内の町内会・自治会においても、デジタル化に向けた取り組みを始めている町内会も見られるようになってきております。
 情報発信や役員会の連絡・情報共有を行う際に、SNSなどデジタル技術を活用した新たな取り組みもあるかと思います。
 町内会・自治会活動に対する理解を高めるために、市としてもデジタル化に向けた取り組みに対するサポートが必要になると感じています。
 市は、町内会・自治会活動の活性化を図るため、デジタルを活用した様々な取り組みを関連各所と連携して行っていると思いますが、これまでに取り組んでいる事業と課題、今後予定していることがあれば教えてください。

髙村智 議員

髙村智議員

1. 北斗市の小・中学生に関する件

 少子化が進む北斗市では、これまでに様々な子育て対策を講じてきました。
 しかし、出生率の低下は近隣の自治体と比べても低く、昨年の議会でもお話ししましたが抜本的な施策が必要です。
 その中でも学習に関すること、心に関すること、食育に関すること、部活動に関することなど、子どもたちの成長において、たくさんの課題が山積しています。
 以下について市長・教育長の考えをお聞かせください。

 (1)  令和5年度の全国学力・学習状況調査の結果からの課題と今後の対策についてお知らせください。
 (2)  国では、こども家庭庁を設立し、これからの課題解決に向け進みだしました。
 厚生労働省が2023年に公表した報告書では、日本の子ども(17歳以下)の相対的貧困率は11.5%で、日本のこども約9人に1人が貧困状態にあると示しています。
 この数字を見て市長はどのように感じ、何をしなければならないと考えているのか。
 また、「子ども第三の居場所」についてどのような考えを持っているのか。
 今後の取り組み方法などについて具体的な方向性などありましたらお知らせください。
 (3)  食育については栄養教諭により、給食の提供にはたくさんの工夫がされているのは大変ありがたく、保護者からも評価が高いと聞いています。
 そんな中でも一部の子どもたちには様々なアレルギーを持つ子どもが増えているように感じます。
 現在、食物アレルギーを持つ子どもへの対応の中で、問題点はどのようなことがあるのかお知らせください。
 (4)  北斗市における小・中学校児童生徒の不登校の人数について、直近の人数をお知らせください。

2. 「音楽のまち・ほくと」に関する件

 北斗市ホームページで「音楽のまち・ほくと」の経緯について記載があります。
 音楽活動をしている方には好評な一方、「北斗市はいつから偏った考え方をするのか」と厳しい意見を言われる市民も多くいます。
 当たり前なことですが、市民は音楽だけではなくスポーツや芸術・文化活動など幅広く活動をしています。
 特に子どもたちの勝っても負けても一生懸命競技に取り組む姿勢に、保護者や観客は感動を与えられています。
 吹奏楽をやっている大人の方からは、「ふるさと納税の返礼品にあのDVDを出していることに違和感を覚える」といった言葉や、「もし市内の吹奏楽部が全道に出場できなかったとしたらその時の子どもたちへのプレッシャーは怖くて想像できない」といったことも言われました。
 スポーツをやっている子どもの保護者からは「各種スポーツ大会はあちこちで年中開催していることを分かっているのか疑問だ」と言われ、好き嫌いで市のお金が使われているように感じているそうです。
 今後「音楽のまち・ほくと」を掲げた取り組みをどう進めて行こうとしているのか、市長の考えをお聞かせください。

3. 新型コロナワクチン接種に関する件

 ワクチン接種台帳の保存期間はどのようになっているのか。

新関一夫 議員

新関一夫議員

1. 学校教育に関する件

(1)令和6年1月4日に発行された北斗市教育広報「きらめき」を読ませていただき、驚きました。
 「令和5年度   北斗市立小・中学校   全国学力・学習状況調査の結果をお知らせします」という記事です。
 前段の文章で「この結果のみで、学校や児童生徒を評価できるものではありません。」とあります。
 私も全くそのとおりだと思うのですが、「学習の保障」を裏付ける大きな指標であることは事実です。
 また、後段では、「北斗市の子どもたちは、すべての教科で、全国・全道平均を下回りました。
 これは小学校で平成24年以来、中学校で平成26年以来のことです。
 小・中がそろって下回るのは、この全国調査が始まって2年目の平成20年以来となります。
 各学校では、こうした調査結果を重く受け止め…」とありますが、このような結果に至った主な原因と、具体的な対策について伺います。
(2)不登校児童・生徒の数が増えてきていることについて、どのような対策をしているのか伺います。
(3)北斗市内小・中学校での「いじめ」について教育委員会で把握している実態とその対応を伺います。
(4)一部の学校において「学級崩壊」が起きているとの話を耳にしますが、教育委員会で把握している実態についてお知らせください。
(5)生徒・児童に係る諸課題は教育現場だけでは解決できません。
 社会環境、家庭環境に大きく影響されます。
 市では「子育て支援課」を中心にそれら諸課題に対処していますが、これまでの主な支援活動と課題についてお知らせください。

2. 文月・向野地区のワイン事業に関する件

 ワインによる地域振興を積極的に進めるべきとの立場から以下の質問をいたします。
 「財界さっぽろ2月号」に「著名ソムリエのワイン事業をめぐり北斗市が農業委員会に横やり?」の記事が掲載されました。
 真偽も含め事実関係をお知らせください。
 また、市はこれまで、この地域を「グリーンツーリズムによる農業者による六次化事業」での地域振興を目指していると聞いていました。
 しかし、これでは農業者しかこの地域に参入することはできません。
 今後、ハードルは高いですが、「構造改革特区」を目指し、小規模事業者による小売りや飲食、宿泊等も行える地域づくりを目指すべきと考えるが、考えをお聞きします。

3. 追分地区大規模開発に関する件

 この地域は、北斗追分インターチェンジに近く、市内で最も開発価値の高い地域と認識していますが、以下の点についてお聞きします。
 令和6年1月19日付、地元経済誌である「経済ジャーナル」に「大野新道にトライアル3店目など今夏6.5万坪開発」の見出しの記事が掲載されました。
 記事には「北斗市と(株)ケーアイ地所と共同で今夏をめどに(仮称)一般社団法人   北斗市追分土地開発を設立する予定。
 同法人が事業主体になって分譲販売する。」云々とあり、「進出法人に対する補助金」についても言及しています。
 この記事の内容について、その真偽も含め、今後の市の考えを、お知らせください。
 

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