令和5年第4回定例会

一般質問のあらまし

工藤秀子 議員

 工藤秀子議員

1. 介護・保育に係る人材確保に関する件 

 第3回定例会前の会派協議事項の中で、介護・保育分野の人材不足が喫緊の課題となっていることから、市単独事業として介護・保育分野の人材確保を目的に、新規就労者及び継続就労者への給付金事業を令和6年度に創設する予定と説明がありました。
 大変力強い事業だと思います。
 市の事業(案)の中には、創設に当たり、近隣市町と協力し合い、就労の定着と人口流出を防ぐため事務レベルの協議・調整を進めているとありました。
 先日、介護職の方から函館市のホームページで介護人材地域定着奨励金について載っていると知らされました。
 北斗市での事業の進捗状況と現状をお知らせください。

2.公園・緑地施設改修事業及び安全・安心な公園維持に関する件

 先日、市民より緑地公園や小学校校庭の遊具に黄色いテープで「危険です、入ってはいけません」等の注意喚起の表示を見かけるがこれは、いつ使用できるようになるのかと尋ねられました。
 以前にも、議会で遊具の関係で一般質問をしたときも定期的な点検確認を行い、修繕計画と施設改修を進めるとの回答がありました。
 安全・安心に利用できるように維持管理が進められていると思いますが、現在の公園・緑地等での遊具に関する維持・管理状況をお知らせください。

前田治 議員

 前田治議員

1. 介護保険制度に関する件 

 高齢者の暮らしは、食料品をはじめとする生活必需品の物価高騰、消費税10%負担、収入の頼みの綱である公的年金の実質減額等により、大変な状況が続いています。
 高齢者をこれ以上苦しめないためにも、第9期介護保険料の負担軽減を進めるべきと考えます。
 以下の点についてお伺いします。

(1) 現時点の介護給付費準備基金の積立額及び、令和5年度決算後の介護給付費準備基金への積立予想額について。
(2) 介護施設入所の待機期間の現状及び第9期における新設の介護施設整備計画について。
(3) 令和6年度以降の介護報酬改定をめぐる国の動向について。

2.空き家バンク制度に関する件

 市が実施している空き家バンク制度の活用状況は、総務常任委員会において説明があり、制度が開始された平成28年度以降、登録数が94件で、契約成立まで至ったのが68件、そのうち市外からの転入者が24件とのことでした。
 一定の成果はありますが、新たな空き家が増加しているのにこの制度への登録件数が少ない現状と思われます。
 以下の点についてお伺いします。

(1) 空き家バンク制度の成果及び課題への市長の認識について。
(2) 空き家所有者や利用希望者への制度の周知をどのように行ってきたかについて。

3.自衛隊への名簿提出に関する件

 住民基本台帳法では、一定の要件を満たした場合のみ、住民基本台帳の住所・氏名・生年月日・性別の4情報が閲覧可能となっています。
 しかし近年、自衛隊からの求めに応じて、名簿を自衛隊に差し出している自治体が出てきているようですが、北斗市における状況についてお知らせください。

吉田直樹 議員

吉田直樹議員

1. 改正道路交通法による自転車等の対応に関する件 

 自転車は、子どもから高齢者まで幅広い世代が利用する便利な乗り物ですが、道路交通法では軽車両に位置付けられており、車の仲間であります。
 道路を走行するときは、車としての交通ルールを遵守しなければなりません。
 交通マナーを実践し、安全に乗られている人もおりますが、ルールを無視した危険な運転やマナー違反をする方もおり、時には交通事故も発生しております。
 国は令和5年4月から改正道路交通法を施行し、自転車を運転するすべての方がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと、一定条件の下で2人乗りが認められている場合、同乗する人にもヘルメットをかぶらせるように、また、保護者等の方は児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるように努めなければならないと規定されました。
 そこで以下の点についてお伺い致します。

(1) 市内における交通事故発生件数及び死傷者数のうち、自転車が関わる事故発生件数と死傷者数について(過去3年)。
(2) 市内の小・中学校や高等学校、町内会等において、交通安全教室等の啓蒙活動は開催されているか。
 また、開催されている場合、その回数と内容は。
(3) 自転車用ヘルメットの購入助成などは考えているか。

宮川勇 議員

宮川勇議員

1. 当市の一次産業(農業)に関する件

 農業者が消費者からさらなる信頼を得るには、安心・安全な農作物をつくることが重要であり、そのために市内の生産者、北斗市、北海道、国、JAの各関係機関が連携していくことが必要かと思います。
 そこで、以下の点についてお伺いします。

(1)気候とほ場の関係
 ア 高温対策についてはどのようにお考えか。
 イ 1カ月分の雨量が1日で降ることがあるが、排水対策についてどのようにお考えか。
 ウ 市として排水対策に対する補助を出す考えはあるのか。
 (2) 農産品の管理について
 北斗市で作付の柱のひとつである「ネギ」ですが、市内を車で走って見渡すと元気のなさそうなネギが目立つことに心を痛めています。
 本市においても、田から転作農産物を作付するに当たっては、国からの交付金を充てていると思いますので、より良いものを作るよう生産者自身が品質管理をすべきと考えます。
 つきましては、行政として指導をしてはどうかと考えますが、市の考えをお伺いします。
(3)トマト共選場について
 トマト生産者の何人かから早く共選場を新しくしてほしいとの声を聞きます。
 既存の施設近くでの建設を考えると、建物に30億円前後、選別機が25億円前後の建設費と聞いており、合計55億円前後が考えられるとのことです。
 現在ではパートが50名から60名くらいとのことですが、今後、選別後のトマトをエアーで持ち上げて箱に入れるシステムが導入されるとパートは3分の1くらいの人数でできると聞いています。
 建て直しについては、国、道、市の補助金で建物、選別機などにかかる経費の何%くらい補助をすることができるのかをお知らせください。
 また、共選料に関して、できるだけ生産者の軽減になるようにしてほしいと思いますが、市の考えをお伺いします。
(4)農業者に対する収入保険制度について
 農業者自身に対する、けが、病気、気象災害などについても補償をしてくれる制度が5年ほど前からありますが、当市の農業者(青色申告者)の加入が少ない状況であり、一人でも多く加入することで生活の安全・安心、さらには市税の安定した見込みにつながると思います。
 つきましては、市で保険料の一部を補助することはできないものかお伺いします。

日笠朝子 議員

日笠朝子議員

1. 北海道新幹線トンネル工事掘削発生土に関する件

 北海道新幹線トンネル工事掘削土の村山受入地では、2年以上にわたり地下水から国の基準値を超えるセレンが検出され続けています。
 鉄道・運輸機構は、セレン濃度を基準値以下へ下げるために、解決策として8月にセレン浄化システムを建設しました。
 セレン浄化システムの建設に当たっては、引き続き柳沢地区へ対策土の仮置きが必要となり、レイアウト変更を行い、柳沢地区仮置場の受入土量を拡大しています。
 以下の点についてお伺いします。

(1)セレン浄化システムの稼働状況等、現状についてお知らせください。
(2)村山地区受入地における地下水モニタリング観測孔B-3、B-3-1、B-5の今年9月以降の検査月日ごとのセレン濃度をお知らせください。
(3)柳沢地区仮置場における地下水モニタリング観測孔B-4の今年9月以降の検査月日ごとのセレン濃度をお知らせください。
(4)柳沢地区仮置場におけるモニタリング結果で、セレンが時々高濃度で検出される現象について、柳沢市有地の地盤に元々高い濃度のセレンが存在していた特性があるからという鉄道・運輸機構の説明でした。
 元々セレンが高濃度で存在しているならば、既にセレンが地表に露出しており、対策土の搬入作業によってセレンが拡散される可能性が考えられ、近くを流れる河川や農地への影響が心配されますが、市長の認識をお知らせください。

2.かんがい用水の放水停止による農作物への影響等に関する件

 6月に発生した北海道電力七飯発電所のかんがい用水の放水停止による、およそ2千haの水田等への影響が心配されていました。
 関係者の努力により一定の水が確保されたとのことですが、以下の点についてお伺いします。

(1)北斗市における水稲の収穫状況及び例年との比較についてお知らせください。
(2)収穫へのかんがい放水設備の損傷が原因とみられる影響がどの程度あったかお知らせください。
(3)七飯発電所のかんがい放水設備の復旧の見通しについてお知らせください。

3.北斗市職員の能力向上に関する件

 第2次北斗市総合計画、基本計画34「時代に対応した持続的で効率的な行財政運営」の現状と課題において、「人事評価制度や各種研修事業などを通じて職員の能力向上と意識改革を図ることにより、創意工夫やチャレンジ精神にあふれる職員の育成を進めていかなければなりません。」とありますが、具体的にどのような研修が行われているのか、お知らせください。

4.学校給食費の無償化に関する件

 物価高で給食費を負担に感じる子育て世代が増えています。
 北斗市は子ども・子育て支援の充実を掲げ、子ども医療費の無料化にいち早く取り組んできました。
 義務教育は無償です。
 学校教育の一環で行われている給食の無償化を考える時期に来ていると考えます。
 北斗市は既に第2子からは無償化を実現しています。
 一人目であろうが、二人目であろうが、子どもは同じ学習環境を享受する権利があります。
 以下の点についてお伺いします。

(1)令和5年度、第1子にあたる児童生徒数は何人いるのか。
(2)令和5年度における第1子の学校給食費の収入見込額は。
(3)その額を踏まえて無償化に踏み切る考えはあるのかどうかお聞きします。

5.イベント会場における車椅子、簡易ベンチの設置に関する件

 北斗桜回廊、北斗紅葉回廊など、散策を主とするイベントで、足の悪い方、体力のない方々から、「車椅子があると安心して楽しめる。」「途中で休めるベンチがもっとあれば。」という声を聞きます。
 散策を主とするイベントに限らず、すべてのイベントで障害のある方々への車椅子、簡易ベンチの設置などの配慮があると、集客も増えていくと考えますが、市長の見解をお聞きします。

髙村智 議員

髙村智議員

1. 子育てのしやすいまちづくりに関する件

 北斗市では、これまでに多くの子育て支援策をしてきました。
 しかし、過去2年間の合計特殊出生率を見ると、人口の多い東京都とさほど変わらない数値で、人口比率で見たら全国でも最低の東京都以下であると分析できます。
 この状況はコロナ禍云々と言い訳する状況にはありません。
 北斗市で産み育てたいという世帯が求める施策を積極的に行うべきと考えます。
 長期計画ではなくスピーディーな対応が求められると思います。
 以下の課題について市長の見解をお聞かせください。

 (1)  2年連続となる合計特殊出生率が近隣自治体よりも低い要因をどのように分析されているのかお聞かせください。
 (2)  頑張る子どもたちが全道・全国大会に出場した場合に、一定の条件で北斗市は参加経費の補助をしています。
 しかし、この条件によってはどんなに頑張って優勝を勝ち取っても補助が出ない大会があるのも事実です。
 多種多様な大会が多くなり、子どもたちの活躍の場が増えていることで、この条件は見直す時期にあると考えますが、今後の考え方をお聞かせください。
 (3)  11月の定例記者会見で来年度の中学一年生から制服を統一し、無償化となることを新聞報道で知りました。
 条件によっての無償化もあるかとは思っていましたが、全新入生が対象と聞きいろいろ課題もあったのではと感じます。
 進めるに当たっての課題はどのようなものだったのかお聞かせください。
 (4)  令和6年度にエアコンの設置されない学校の対応はどのようにするのかお聞かせください。

2. 除排雪に関する件

 3月の議会で新規参入業者が入りにくいのではないかとの質問に対して、道路事情に精通している業者と随意契約しているとの答弁がありました。
 そこでお聞きいたします。
 
(1)道路事情に精通したオペレーターがいる業者が新規参入者として指名願いが出た場合には随意契約の対象となるのか。
(2)各事業所のオペレーターの情報は、契約時に北斗市へはどのような書類を提出しているのかお知らせください。

新関一夫 議員

新関一夫議員

1. 高齢者介護に関する件

 11月20日付け、北海道新聞の1面に「故郷の特養 閉鎖の危機」という「介護難民」時代、地方の現場からとして特集記事が掲載され、㊤として特養施設の窮状、21日付けでは㊥として、社会福祉協議会が訪問介護事業から撤退している現状を23日付けでは㊦として、人材確保・低賃金が足かせで介護現場の人材不足の問題を報じました。
 一方、「全国老人福祉施設協議会」の調査によると、協議会に加入の特別養護老人ホーム1600施設のうち、赤字経営だったのが、2021年度は43%、2022年度は62%で、2002年度の調査開始以来、初めて6割を超えたと報じています。
 担当者は「新型コロナウイルス禍の介護サービスの利用控えに加え、光熱費や食材費など物価高で一層厳しくなった」とのことでした。
 以下の点についてお伺いします。

(1)当市の特別養護老人ホームもおかれている状況は厳しいものがあると考えますが、直近の経営状態はどのようになっているのか、市で把握している中でお答えください。
 また、その課題にどのように対処しようとしているのかをお知らせください。
(2)当市の介護事業の重要な担い手である「北斗市社会福祉協議会」の現状と課題を市としてどのように捉え、どのような対処方法をお考えかお知らせください。

2. スポーツ施設・運動公園に関する件

 2020年度にサッカー・ラグビー場が完成し、陸上競技場のトラックの改修も完了しました。
 今年度第1回定例会で玉森議員も質問していましたが、「運動公園リニューアル」も含めスポーツ施設に関し、何点かお聞きします。

(1)リニューアルの内容は市のホームページから確認できましたが、多額の資金を投入している事業です。
 市民に対しもっとPRすべきと思いますが、考えをお聞きします。
(2)東側駐車場の舗装について、玉森議員への答弁で、「今後の駐車場の利用状況などを総合的に勘案し、判断したい」と答弁していますが、そもそも、この東側駐車場を整備した理由をお知らせください。
(3)リニューアル工事では、8つのブロックと周回コースの整備をホームページに掲載していますが、それぞれの予算をお知らせください。
(4)リニューアル工事に関し実施設計時19億円、現時点想定で25億円の工事費ということですが、それぞれの工事入札時の積算基準日をお知らせください。
(5)総合体育館や他のスポーツ施設における今後の改修計画についてお聞きします。

3. 町会で管理している街灯の整備・改修に関する件

 町会で管理している街灯の整備・改修に関し、市はその総額の9割~7割を町会に対する補助として負担しています。
 各町会は水銀灯が生産されないことを受け、LED照明に切り替えていますが、この件につき以下お聞きします。

(1)各町会が管理している街灯の総数と、既にLED化された総数についてお知らせください。
(2)街灯管理数の一番多い町会と一番少ない町会の会員数、管理数をお知らせください。
(3)街灯改修に関し、各町会に対する市の補助率の基準についてお知らせください。
(4)LED化に伴い、照明器具本体も変えなければならない状況に加え、諸物価の値上がりに伴いLED照明も値上がりし、各町会の負担も大きくなっています。
 さらに、町会加入率は下がり続けている中で、1割~3割と言いながら、町会加入者だけが「街灯整備費」を負担していることに関し、「平等・公平」の観点からどのように考えているのかお知らせください。

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