令和5年第2回定例会

一般質問のあらまし

佐々木亮 議員

佐々木亮議員

1. 人口減少問題と学校教育に関する件 

 2022年の国内出生数が80万人を割り少子化が進む中、我が北斗市においても出生数は200人を下回る現状にあります。
 「子どもは国の宝」と言われますが、次世代を担う子どもたちの健やかな成長のためにも、家庭・学校・地域社会の連携はこれまで以上に重要になると考えます。
 令和5年度市政執行方針及び教育行政執行方針には、人口減少問題への取り組み、学校での推進目標が掲げられておりますが、より具体的な計画等について、以下に質問いたします。

(1)人口減少問題への取り組みとして、中長期的に計画されている事業はあるか。
(2)教育行政執行方針の1、社会で活躍する力を育む教育活動の推進に、「従来の教育の考え方を見つめ直す必要があるのではないか」とありますが、具体的にどのような内容を見直し、どのように進めていこうとお考えか。
 また、「自らの生命の尊さを知ること」、「自己肯定感を高めること」、「人を思いやる気持ちを育てていくこと」を具体的にどのように進めていこうとお考えか、併せてお知らせください。
(3)教育行政執行方針の2、誰一人取り残さない教育の推進に、不登校の問題や適応指導教室について触れられています。
 現状での課題及び今後の具体的な計画についてお知らせください。
(4)教育行政執行方針の3、教育環境の整備の促進に、「校則や制服の時代にあったものへの見直しが必要な時期」とあります。
 制服の変更に関して、これまでどのような議論があったか、今後のスケジュール、制服変更に伴う新たな課題等がありましたらお知らせください。

工藤秀子 議員

工藤秀子議員

1. 北斗市農業施策及び漁業振興に関する件

 北斗市は、基幹産業である農業に対して農業活性化・農業振興事業など補助事業と単独事業を使い支援を継続しています。
 また、遊休農地の発生防止・解消の推進を継続しています。
 現在、人口減少問題・少子高齢化等が各産業にも影響し、2025年問題や2040年問題も叫ばれる中で2040年には労働力の大幅な減少が予想されており、様々な事業にも影響があると思います。
 そこで北斗市の農業施策での担い手不足に対する補助事業・単独事業の内容と件数及び今後の方向性をお知らせください。
 また、漁業では漁業環境の保全・改良や種苗放流などにより資源の維持や養殖施設の更新、整備が進められ、漁家経営の活性化を図るための支援策も講じられていますが、漁業者の高齢化も進んでいる状況かと思います。
 そこで北斗市の漁業施策での担い手不足に対する補助事業・単独事業の内容と件数及び今後の方向性をお知らせください。

日笠朝子 議員

日笠朝子議員

1. 北海道新幹線トンネル工事掘削発生土に関する件

 新幹線トンネル工事掘削発生土が搬入されている村山地区受入地では、令和3年5月以降、地下水より環境基準値を超える濃度のセレンが頻繁に検出されるという深刻な事態が続いており、1年半後の令和4年11月21日時点においてもなお環境基準値超えの状態となっております。
 市と鉄道・運輸機構には、一刻も早く事態を改善させる責任があります。
 以下の点についてお伺いします。

(1)村山地区受入地における令和4年11月21日以降の重金属等のモニタリング結果の中で、セレン濃度が最高値、最低値を示した時の検査月日、数値及び直近の数値をお知らせください。
(2)村山地区受入地周辺の井戸水の現在の水質、特に重金属濃度データについてお知らせください。
(3)柳沢地区仮置き場に仮置きされている掘削発生土の重金属の分析結果についてお知らせください。
(4)柳沢地区仮置き場から河川に放流されている水の現在の状況についてお知らせください。

前田治 議員

前田治議員

1. 教員の変形労働時間制に関する件

 教育長は、令和5年度教育行政執行方針の中で、「教職員の働き方改革は、令和5年度より変形労働時間制を導入し、さらなる在校時間の短縮につなげる」と表明し、変形労働時間制導入は教職員の労働環境改善対策だとしています。
 一方、4月に国が公表した実態調査では、平日の勤務時間は小学校教諭が11時間23分、中学校教諭が11時間33分(持ち帰り時間を含む)となっており、教員の長時間労働は依然深刻ですが、私はその原因として、深刻な教員不足と「定額働かせ放題」の教員給与特別措置法にあると考えます。
 以下の点についてお伺いします。 

(1)市内教職員の勤務時間の現状について。
(2)教員給与特別措置法への教育長の認識について。
(3)変形労働時間制導入が在校時間の短縮につながるとする具体的な根拠について。

2. 在宅高齢者等向け除雪サービスに関する件

 市は、高齢者世帯等を対象に除雪サービスを実施していますが、雪の多い地域に住む高齢者等にとって、このサービスは非常に大切な制度として、多くの方々に大変喜ばれています。
 一方、サービスの提供を町内会の方々や除雪協力員のボランティアに依拠しているところですが、ボランティアの成り手不足や高齢化などにより、本事業の今後に不安を感じる声も聞かれます。
 以下の点についてお伺いします。 

(1)令和4年度の本事業に関連し、地域ごとに世帯数、75歳以上の高齢者のみ世帯数、除雪サービス利用世帯数、除雪ボランティア人数について。
(2)本事業への市の認識と、今後の展望をどのように考えているかについて。

3. マイナンバーカードに関する件

 マイナンバーカードをめぐり、コンビニで別人の住民票を交付、他人の預金口座を誤登録、別人へのマイナポイントの誤った付与、マイナ保険証に別人の医療情報をひも付けるなど、トラブルが後を絶ちません。
 全国知事会が政府に対し、「マイナンバーカードの安全・安定的な運用に向けた緊急提言」を出すという異常な事態となっています。
 以下の点についてお伺いします。 

(1)北斗市におけるマイナンバーカードの交付状況について。
(2)北斗市におけるトラブルの発生状況について。

宮川勇 議員

宮川勇議員


 私が今回、立候補した理由が下記の疑問点から始まっています。
 市民の方々にもそれを訴えておりましたので、この疑問点につきましてお伺いします。

1. 池田市長のコロナワクチン接種に関する件

 2022年2月15日、市長は3回目の接種をされていますが、この時期は65歳以上の方が対象者のはずです。
 市長はどのような事情で接種したのか経緯も含めお尋ねします。

2. 一次産業の活性化に関する件

 約1年前にウクライナ戦争が始まってから世界的に化学原料調達が厳しくなり、価格が80%も値上がりしている状態です。
 この状況について、市としてどのような対応を考えているのかお尋ねします。

(1)この状況は、農家経営が心配です。
 先日、酪農家には新たな支援が出されていますが、農家には新たな施策があればお知らせください。
(2)現在の漁業者数を専業と兼業別にお知らせください。
 また、今後、養殖事業について何かお考えがあればお知らせください。
(3)市は六次産業化に対する考えはあるのか。
 これまでの六次産業化の取り組みへの支援を含め、今後の市の考えをお知らせ下さい。

髙村智 議員

髙村智議員

1. 少子高齢化対策と安全対策に関する件

 少子高齢化は、今の日本では避けて通れない課題となっています。
 政府は異次元の少子化対策として、経済的支援・保育サービスの充実・制度の改革を打ち出し検討を始めました。
 高齢化は急速なスピードで進み、要介護者の増加対策もまだまだです。
 そして、弱者と言われる子どもと高齢者の安全対策も課題が山積しています。
 そこで以下の点について質問いたします。

(1)保育サービスの充実に関しては、保育士の負担軽減と質の向上を目的に配置基準の緩和や、こども園に空きがあれば共稼ぎでなくても預けることが可能となるなど、各自治体でも現状の課題とも向き合いながら、さらなる改革が必要となります。
 北斗市として今後の保育事業に関して、どのように考えているのかお知らせ下さい。
(2)高齢化で一番の課題は、施設への入所が困難で老老介護や親の介護による離職の高まり、そして、ヤングケアラーの増加と考えます。
 このことについて、北斗市としてこれからの対策をどのように考えているのかお知らせください。
(3)安全対策として喫緊の課題は、大規模地震による津波対策です。
 授業時間に津波警報が発令された場合の具体的な避難路の確保に関して現時点で、各学校への指導はどのようになっているのかお知らせください。
 また、海岸線に近い世帯の高齢者の避難経路は各町内会とどのような協議がされているのかお知らせください。
(4)厚生労働省は6月2日に2022年の人口動態統計を発表しました。
 全国の合計特殊出生率が1.26と過去最低となり、少子化の加速が止まらない状況です。
 改めて国、北海道、函館市、七飯町の過去5年間と北斗市との比較をし、今後の課題解決に向けた取り組みがあればお知らせください。

2. 北斗市役所の職場環境に関する件

 令和4年度も二桁の中途退職者がいました。
 ここ数年この規模の自治体で二桁が続くことは職場環境が良いとは言えないと感じます。
 働きやすい環境とは一概にこれだと言えることは難しいのかもしれませんが、何より大事なのは、公務員試験をクリアして就職した若い職員が、退職して違う仕事を探そうと考えない職場環境であることが重要だと考えます。
 そこで以下の点について質問いたします。

(1)池田市長就任以来の中途退職者数を年度・年代別にお知らせください。
(2)市長就任以来の職員の有給休暇取得率を暦年別にお知らせください。
(3)市長就任以来の職員から上司からのパワハラやモラハラなどのハラスメントの申し出は何件あったのか、その解決方法をお知らせください。

3. 随意契約に関する件

 随意契約のガイドラインが今年1月末に公表になりました。
 そこで以下の点について質問します。

(1)これまでの随意契約に関する決まりと今回のガイドラインの違いは具体的に何かお知らせください。
(2)このガイドラインを守らなかった場合の処分について、どのように考えているのかお知らせください。

新関一夫 議員

新関一夫議員

1. 子育て支援に関する件

 急激な人口減少を背景として、標記の件は喫緊の課題であり、また、その内容は多岐にわたりますが、その中で以下の2点について伺います。

(1)令和4年第2回定例会において、ヤングケアラーについてお聞きしていますが、全国的にその実態と支援の方策が検討されています。
 現在の当市の実態と今後の取り組みについて伺います。
(2)昨年12月17日、七飯町文化センターにおいて、「第2回子ども支援ネットワーク」の会議があり、北斗市・函館市・七飯町の主に「子ども食堂」の運営者が集まりました。
 そこでは、各団体の運営実態や課題等が話し合われましたが、共通した一番の問題は運営経費の捻出でした。
 会議には、当市の職員、社会福祉協議会の職員も参加されていましたが、北斗市としても様々なバックアップをしていくべきと考えますが、考えをお聞きします。

2. ワイン事業に関する件

 三ツ石地区にあるサッポロビール株式会社のグランポレール北海道北斗ヴィンヤード及び文月・向野地区でのワイン生産等の事業展開について進捗状況をお聞きします。
 特に、文月・向野地区の事業は、国と北斗市で補助をすることが決まり、早期の開業が待たれますが、現在の課題等もお知らせください。
 また、それぞれの事業者が、計画通りに事業が軌道に乗っていくことを心から願っておりますが、一方、本市にとり、その事業を契機として、観光振興・商業振興を図っていくことが重要なことと認識しております。
 グランポレール北海道北斗ヴィンヤードの近くには、トラピスト修道院がありますし、文月・向野地区周辺には「桜回廊」が実施されたり、周辺の清川地区には、国の指定文化財の「戸切地陣屋跡」もあったりします。
 その中で、文月・向野地区に、「カフェ」や「ハンドメイド」の店等を誘致できるような制度や計画がどのように進んでいるのかお聞きします。

3. 北海道新幹線トンネル工事における発生土に関する件

 村山地区受入地に関し、多くの市民よりその安全性について様々な疑問や危惧が抱かれており、令和3年5月31日には、鉄道・運輸機構による水質調査でのセレンが環境基準値を超過したことが本市に報告されました。
 改めて、これまでの経過と現状をお知らせください。
 以上を踏まえ、以下お聞きします。

(1)滞水池近くの観測孔の一部で地下水の変動により環境基準値の超過が繰り返されているのであれば、「北斗市村山地区発生土受入に関する協定書」(環境基準を超えた場合の対応)第6条第2項により、回避処置をとらなければならない、とあります。
 セレン濃度の高い地盤の撤去を含め、抜本的な対処を求めるべきと考えますが、考えをお聞きします。
(2)現在、柳沢地区に条件不適土を仮置きしているが、最終的にどこに、どのようにそれらの土を処理していこうとしているのかをお聞きします。
 併せて、最終処分地に関し、選定から搬入までのスケジュールもお知らせください。
(3)セレンの環境基準値超過については、市や機構の言ってきた「第三者委員会が最高の権威であり、間違いはない」ということが、覆ったことにならないか、お聞きします。
 併せて、現在行われている原地盤活用方式以外の処理方法を機構に求めていくべきと考えますが、考えをお聞きします。

4. LED照明設備設置に関する件

 これまで1年間にわたりこの問題について質問してきました。
 市長は常々SDGsの理念として、「公平・公明・公正」を口にしていますが、このことと一者特命随契を実施したことの整合性についてお知らせください。
 また、市は本年1月に「北斗市随意契約ガイドライン」を策定しましたが、その概要とガイドラインを作った理由について、重ねて、「LED照明設備設置特命随契」がガイドラインと合致していたのかをお尋ねします。
 最後に、この特命随契について今現在どのように考えているかをお知らせください。

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