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平成28年度 教育行政執行方針

はじめに

北斗市教育委員会 教育長

平成28年度第1回北斗市議会定例会の開会にあたりまして、教育委員会所管に関する執行方針について申し上げ、議員各位並びに市民皆さまのご理解とご協力をお願いする次第でございます。

平成27年度は、北斗市が誕生して10年となる年であり、北海道新幹線が開業する記念すべき年度でもありました。

特に北海道新幹線の開業に当たり、市内の小中学生におきましては、ふるさと学習や特別活動等においてさまざまな形で取り組んでこられたことは、子どもたちにとって一生の想い出となり、今まで以上にふるさと北斗を見つめ直すことができ、大変意義深いものと思っております。

国政におきましては、戦後に導入された教育委員会制度を大幅に改正する法律が施行される年でもありました。

この改正法に基づき北斗市としても、市長と教育委員による総合教育会議の開催、そして市長による教育大綱が策定されたところであります。

平成28年度は、北斗市10周年を一区切りとし、新たに1年目を踏み出す年として、さらに市長が策定した教育大綱を基本とした教育行政を進める1年目の年として、新たな気持ちで北斗市の教育を推進してまいる所存であります。

学校教育の推進

1. 社会で活きる教育活動の推進

子どもたちが社会に出て生きていくために必要な「生きる力」を身につけるためには、確かな学力の定着は必要不可欠なものであり、平成26年度に掲げた「知の保証プラン」に基づき徐々にではありますが、一定の成果を納めてきております。

平成27年度では北斗市全体としての全国学力学習調査の結果として、学力下位層の底上げが図られるとともに平均点におきましても小中学校がともに全国平均を上回る状況となっております。

しかし、北斗市内の学校間におけるばらつきや家庭におけるテレビ・ゲームの時間が長いなど多くの課題も残しているところであります。

また、平成27年度の結果を今後においても継続し、さらなる向上を目指していかなければならないと考えております。

その方策として、授業改善、教員の資質向上におきましては、効果的なICT機器の導入について検討し、教員による自主的な先進地視察や効果的な研修会の開催を進めていかなければならないと考えております。

ミドルリーダーの育成につきましては、北斗市内には現在6校に主幹教諭を配置しておりますが、ミドルリーダーとしての役割を十分に果たしており、新年度におきましてもさらに1校に主幹教諭を配置することとしております。

また、学力の向上ばかりでなく、各学校における諸課題について北斗市全体の問題として捉え、各学校間における連携を密にし、義務教育9年間を見据えた小中一貫した教育を進めていかなければならないと考えております。

土曜授業につきましては、平成27年度より本格実施しておりますが、ふるさと学習や体験学習等に重点を置いた形で実施しており、土曜日の過ごし方本来の活用がされたものと考えております。

今後におきましても継続をし、各学校における創意工夫をして、より効果的な土曜授業にしていくことといたします。

特別な支援を要する子どもたちに対する指導につきましては、関係機関との連携を密にし、幼保、小、中と一貫した指導が行われるよう個別の支援計画を作成するなど、組織的、計画的な指導支援の充実を図って参ります。

特に、平成29年度には、上磯高等学校の空き教室を活用した特別支援高等学校が開設されることが決定しており、幼保から高等部までの連携体制を築くとともに、社会に出て就労するための支援措置を実施いたします。

2. 豊な心と健やかな体の育成

健全な精神は健全な肉体に宿ると言われるように、身体と心の健康は相関関係にあり、子どもたちが楽しく学校生活を送るため、そして社会に出て生きていくためには健康と人を思いやる気持ちを大事にしていかなければなりません。

子どもたちが社会で生活していく上での最低限のマナーとして、また人とのコミュニケーションの第一歩である挨拶を各学校で更なる指導をして参ります。

いじめ問題、児童・生徒の非行問題等につきましても、日頃より子どもたちの状況を確認しながら、児童・生徒の気持ちを汲み親身になった指導をすることと、いじめ問題協議会と連携を図りながら未然防止に努めてまいりたいと考えております。

平成27年度の全国体力運動能力調査の結果では、小中学校男子においては、全国平均を上回る結果でありましたが、小学校女子でほぼ全国平均、中学校女子では、昨年よりも改善はされているものの、全国平均を下回っている状況であります。

また、痩身、肥満の状況では痩身の割合は低いものの、肥満の割合は全国平均を上回っている状況にあります。

これらのことから、子どもたちの健康維持、増進を図っていくためには、学校においては運動や食生活の重要性を指導していかなければなりませんが、日常の生活が占める割合が大きいことから、家庭における食生活や運動習慣についてご協力を頂かなければならないと考えております。

食生活の部分におきましては、給食センターの役割として、各家庭に対して子どもたちの人気メニューなどのレシピをお知らせするなど、栄養バランスのとれた食生活を家庭に周知して参りたいと考えております。

また、体力の部分につきましては、社会体育分野や幼稚園、保育園との連携を密にするとともに、学校における授業等において効果的な指導内容について検討を進めていかなければならないと考えております。

さらに、歯の健康という部分についても、平成28年度より本格的にフッ化物洗口を実施し、虫歯予防に努めて参りたいと考えております。

3. 信頼される学校づくりの推進

子どもたちが社会に出て生きていく上で必要な知・徳・体のバランスのとれた教育をしていく上で、学校における先生の影響は非常に大きいものであります。

子どもたちを指導する上で、先生方と子ども、保護者との信頼関係が重要であることを先生方は認識していかなければなりません。

平成27年度におきましては、体罰や飲酒運転、金銭トラブル等の重大事案については、報告されていない状況でありますが、軽微な交通違反等について数件報告があり、今後におきましても更なる教職員の規範意識の向上に努めて参ります。

災害時等における危機管理の対応では、北斗市地域防災計画や各学校における危機管理マニュアルに基づき、学校独自そして地域と連動した防災訓練を実施し、いざという時の対応に備えていくことといたします。

また、子どもたち、先生方の災害等に係る危機管理意識の向上を図るためにも関係機関等からの外部講師等による防災教育にも取り組んで参ります。

学校教育施設の整備につきましては、市内小中学校における耐震工事及び非構造物の耐震工事は平成27年度で全て終えております。

今後におきましては、多くの学校が建築当時から20年以上経過していることから、長寿命化を図るために、計画的に改修工事を進めて参ります。

また、少子高齢化が進む昨今において、児童生徒の減少する中、小規模校における役割と優位性を生かした魅力ある学校づくりの推進と、空き教室の有効活用を検討していかなければなりません。

しかし、将来において子どもの増加が見込めないという現実にも着目し、学校のあるべき姿についても検討していかなければならないものと考えております。

社会教育の推進

1. 北斗市らしい生涯学習社会の実現

社会教育の推進につきましては、市民が生涯にわたり元気で充実した生活を送るために、自由に学べる環境と多様化する市民の学習活動に対応していかなければなりません。

北斗市における社会教育につきましては、各種団体・サークル活動が自主的、積極的に行われておりますが、少子高齢化の進展、地域社会、家庭環境の変容等により、加盟団体や会員数が減少傾向にもあります。

今後の社会教育活動を推進していくために、活動のあり方や市民ニーズにあった活動について検討していかなければならない時期と思われます。

青少年の健全育成につきましては、幼少期における家庭での教育が将来における子どもの資質に与える影響は非常に大きいものと考えております。

 子どもの基本的なものの考え方や規範意識、運動能力等については、幼少期において確立されるといわれており、幼稚園、保育園、関係部署との連携を図って参りたいと考えております。

また、各学校もしくは中学校区ごとにあるPTA、子どもを健やかに育てる会、町内会等を中心とした地域連絡協議会を設置し、地域が学校運営に参加することにより、今まで以上に子どもたちを見守る体制整備をして参りたいと考えております。

生涯学習の推進につきましては、総合文化センターや公民館等を活動の拠点として各種文化団体や高齢者大学などが自主的活動を進めております。

各種団体、サークルが自分たちの活動を発表する場として、学習体験フェスティバル、市民音楽祭などを開催し、市民への周知する機会を設けております。

しかし、社会におけるICT機器の普及による情報収集の変化や、個人におけるニーズの変容等により社会教育団体で活動するサークル等の減少が出てきております。

このようなことから、社会教育の考え方についても、市民ニーズにあったものを検討するとともに、今まで以上に生涯学習の必要性をPRしていく必要があると考えております。

ふるさと教育の考え方として、平成28年は北斗市誕生10周年を迎えるとともに、北海道新幹線が開業する年でもあります。

市民、子どもたちに北斗市の歴史、文化、産業、環境等について知ってもらい、北斗市の良さを再認識していただき、北斗市への愛着を持っていただくことが、これからの北斗市の発展にも繋がると考えております。

平成27年度から実施した北斗市ふるさとかるたの普及、ほくと学ジュニア検定の充実を図り、子どもたちや市民の皆様に北斗市の魅力を伝え、ふるさと北斗への愛着を深めて参りたいと考えております。

図書館は、その役割として生涯各期における学習を支援する施設として重要な役割を持っております。

近年はIT技術の目覚ましい進歩により、手軽により多くの情報を入手出来ることから、読書ニーズが減少している状況ではありますが、従来の図書館のあり方について検討をし、今後の図書館のあり方について考えていかなければならないと思います。

また、同時に本を読むことの楽しさや必要性についても幼少期、青少年期に教えていくことが必要であり、学校や関係部局との連携を図って参ります。

そのためにも、学校図書の充実をしていかなければなりませんが、図書館の役割として学校への図書館司書の派遣により、社会教育と学校教育の連携を強化していきます。

文化財につきましては、市民の皆様が郷土資料館に気軽に足を運んでいただけるような常設展示や特別展示に心がけていかなければならないと考えております。

特に、ふるさと教育の分野でも述べたように、将来を担う子どもたちが北斗市の歴史、文化、産業を良く理解してもらうことが重要でありますので、学校教育の学びにも積極的な活用を進めて参りたいと考えております。

また、無形文化財につきましては、さまざまな行事への参加を促し、市民の皆様に披露する機会を増やしていかなければならないと考えており、土曜学習や放課後学習の中で、伝統芸能への関心を高めて参りたいと考えております。

スポーツ活動の推進につきましては、近年小中学生を中心に全国大会への出場、活躍に目覚ましいものがあります。

これは体育協会を始めとした各種スポーツ少年団、学校におけるクラブ活動の成果であります。

しかし、これらは市民及び子どもたちの一部であり、市民全体としての健康増進を図るためには、市民の健康に対しての意識の高揚を図らなければなりません。

そのためには、いつでも、何処でも、誰もが気軽に取り組めるラジオ体操の普及に取り組んで参りたいと考えております。

平成27年度より体育館の管理運営の一部と社会体育事業の一部を総合型スポーツクラブに委託して参りましたが、総合型スポーツクラブの理念と一致するものであることから、ラジオ体操の普及につきましても、連携を図りながら進めて参りたいと考えております。

また、北海道新幹線開業に向けスポーツ合宿誘致に力を入れてきた成果として、合宿数は年々増加傾向にあります。

合宿チームの意見等を参考に、陸上競技場の利便性等を考慮し、器具庫の改修、及びトレーニング機器の整備に取り組んで参ります。

むすびに

昨年は、ラグビーワールドカップにおきまして日本代表が世界中のラグビー関係者から注目を浴びた年であり、日本国内においても、比較的マイナーなスポーツであったラグビーが大きな注目を浴びました。

これは、過去7回28試合のワールドカップにおいて1勝しかできなかった日本が世界ランク3位の南アフリカに勝利し、予選リーグで3勝を上げたことが、世界のラグビー界における奇跡とまで言われた結果を出したことにあると思います。

教育の分野におきましても、今年度北斗市の子ども達の全国学力学習調査の結果が良かったことにより、多くの市民より子どもたち、先生方に対して、お褒めの言葉をいただきました。

子どもたちの教育は家庭、地域、学校が一体となって行わなければなりませんが、そのためにも市民の皆様に感心を持っていただくことが重要であります。

今後におきましては、学力の部分だけでなく全ての分野において、教育力の向上に努め、教育で選ばれるまち北斗を目指して北斗市教育の充実発展に誠心誠意努めて参る所存でございます。 

市議会議員各位、並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げまして、所信といたします。

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