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平成25年度 教育行政執行方針

北斗市教育委員会 教育長 永田 裕

はじめに

北斗市教育委員会 教育長 永田 裕

平成25年第1回北斗市議会定例会の開会にあたりまして、北斗市教育委員会所管に関する執行方針について申し上げ、市議会議員各位をはじめ、市民各位のご理解とご協力をお願いする次第でございます。

依然として続く経済不況による雇用問題、少子高齢化の進行等、あらゆる分野において課題を抱える中、北斗市におきましては、3年後に開業を迎える北海道新幹線、昨年ロンドンオリンピックにおいてバドミントンで5位入賞した佐々木翔選手の活躍、上磯小学校の吹奏楽と合唱部が同時に全国大会への出場という快挙があり、暗い情勢の中で、明るい出来事も数多くありました。

しかし、教育行政におきましては、昨年大津市で起きたいじめ問題、大阪市で起きた教師による体罰問題が大きな社会問題として取り上げられ、教育委員会や学校の体質が問われているところであります。
従来より「生きる力を培う知・徳・体のバランスのとれた教育による人材育成」が不可欠と言われておりますが、これを実現するためには、行政・学校・家庭・地域社会がより一層連携を深め、それぞれの役割を十分認識をし、信頼され、期待に応える教育の推進に取り組んで行かなければならないと存じます。

学校教育の推進

学校教育の推進についてでありますが、北海道では平成26年度までに学力を全国平均以上に引き上げることを目標としております。
北斗市では、これと連動し確かな学力の育成を教育課程に位置付け、各学校で作成した学校改善プランの更なる推進、公開授業による授業改善や家庭学習の充実を図っております。
また、教職員の資質向上に努めるとともに、市独自の補助教員や学習支援員を配置するとともに、一人ひとりの習熟度に応じたきめ細かな授業を実施するため、放課後学習や長期休業中を利用した学習サポートの充実に向け、学生ボランティアや地域住民の積極的な支援を求めていかなければならないと考えております。
さらに、市内には幼稚園4園、保育園9園、小学校11校、中学校5校、高校が3校ありますが、それぞれの学校が地域の特徴を活かした、特色ある学校づくりを行い、子どもたちが自分の学校を誇れるものにしていかなければならないと考えております。
同時に、幼保・小・中・高が連携を密にし、発達段階に応じ、各学校の課題を共有しながら解決していかなければなりません。特に小中連携では、9年間の学習内容を個々の習熟度に応じた対応を行い、社会に出てからも困らない最低限の学力の確保、更なる学力の向上を図って参ります。
併せて、特別支援教育の充実、特認校への通学補助を実施し、保護者への負担軽減と地域の活性化に努めて参ります。

魅力ある学校づくりの推進では、各学校・地域性を生かした教育活動の展開を推進しており、自分達の住んでいる地域の自然や歴史、伝統文化、産業を理解し、子どもたちが北斗市を誇りにもてるふるさと教育を推進して参ります。
特に、小規模校における児童・生徒の減少が大きな問題となっております。特認校として位置付けられている学校におきましては、自校の特色を広く発信し、他地域からの児童・生徒にとって自分が通いたい、保護者にとって通わせたい学校を選択できる学校づくりを進めて参ります。

いじめや不登校、問題行動などは、いつでも、どこでも、誰にでも起こりうる認識に立ち、行政・学校・家庭・地域が一体となり、早期発見・早期対応に取り組んでいかなければなりません。また、幼少期における家庭教育が個人の資質を形成する大きな要素になると言われることから、幼稚園、保育園との連携を強化していかなければなりません。
さらに、規範意識や倫理観、将来の夢や希望を大きく抱くことや、他人の痛みをわかる思いやりのある子ども、何よりも自他の生命を大切にする子どもであるために、豊かな心を育む道徳教育の一層の充実が必要であります。そのためには、青少年育成団体や社会福祉関係機関、社会教育分野との連携を強化して、学校だけでなく、地域全体で子どもたちを見守る体制を強化し、いじめを出さない、許さない学校づくりに努めて行くとともに、国の動向を見ながら、いじめ防止条例の制定を検討して参ります。

たくましい子どもの育成では、近年において子どもの体力や運動能力の低下、肥満や生活習慣病による弊害が叫ばれ、望ましい運動習慣や食習慣のあり方が指摘されております。そのためにも、栄養教諭を中心とし、学校内での食育だけでなく、保護者に対する食育の啓発に努めて参ります。
また、運動習慣につきましては、競技スポーツの推進だけでなく、社会体育との連携を強化し、子ども達の体力や運動能力の向上に努めて参ります。

学校教育施設整備につきましては、茂辺地小中学校としての併置校の整備を今年度工事着手するほか、上磯小学校の言葉の教室や萩野小学校の特別支援教室を整備して参ります。
また、各学校の施設点検を実施し、改修・修繕計画を立てながら、学校の環境整備の充実を図って参ります。
さらには、大野中学校の教育用パソコンを更新するほか、教職員に対するパソコン機器の整備・配置を新年度より計画的に進めて参ります。

社会教育の推進

社会教育の推進につきましては、市民が生涯において元気で充実した生活を送るためにも、生涯にわたって自由に学べる環境と、多様化する市民の学習活動に対応するため、いつでも、どこでも、だれでも生涯を通じて学習する機会の充実に努めるとともに、社会教育によって育った人材を学校教育現場においても活用し、学社融合を目指した教育の推進に努めて参ります。

青少年健全育成の推進につきましては、「三つ子の魂100までも」というように、幼少期における家庭や幼稚園、保育園における教育が重要であると考えており、PTA活動を強化し、地域の「子どもを健やかに育てる会」など各関係機関との連携強化を進め、児童生徒の健全育成に努めて参ります。

生涯学習の推進につきましては、総合文化センターや公民館を活動拠点とし、各種文化団体の育成を図り、市民サークル活動や音楽活動、高齢者大学、ボランティア活動などを支援するとともに、市民文化祭や学習体験フェスティバル、市民音楽祭などの開催により、発表機会や参加機会の拡充、内容の充実に努め、その成果を地域や学校に還元できる環境づくりに努めて参ります。
また、かなで~る協会の役割として、市民が気楽に楽しめる事業や質の高い芸術鑑賞機会の提供を図るための支援に努めて参ります。

図書館は、生涯学習を支援する重要な役割を担っており、図書館の利用者ニーズに対応するため、開館時間について検討するとともに、今後においても所蔵図書の充実を図り、読書の普及と図書館の利用拡大に努めて参ります。
また、読書は幼少時からの習慣づけが大切であり、朗読ボランティアや学校との連携を図りながら、子どもたちの読書意欲の向上や習慣化に努めて参ります。

文化財の保護と活用につきましては、貴重な文化遺産である有形・無形の文化財や埋蔵文化財を適切に保存、継承していくとともに、市民への周知や披露する機会の拡充に努めて参ります。
郷土資料につきましては、現在の郷土資料館が老朽化していることから、総合分庁舎の耐震工事にあわせて、総合分庁舎2階を新たな郷土資料館とするため、新年度は改修に向けた調査設計を実施して参ります。
また、旧両町の歴史や文化を知る貴重な教材として、保存とデータの整理に努め、市民への情報提供が図られるよう展示方法についても工夫して参ります。

スポーツ活動の推進につきましては、体育協会と総合型スポーツクラブの自主的な活動を支援するとともに、市民が自分にあったスポーツ活動を気軽に出来る環境整備に努めて参ります。
特に、総合型スポーツクラブにつきましては、昨年2月に発足したばかりであり、体育協会の協力が必要不可欠であります。今後においては、市民のニーズにあったスポーツ教室を開催していくためにも、体育協会との連携強化に努めて参ります。

むすびに

北海道新幹線開業を3年後に控え、北斗市は、ますます発展をしていかなければなりませんが、「国は人なり」と言われるように、北斗市の未来は子どもたちに託されることになります。
我々は、この大切な子どもたちを市民全体で支え、育てていかなければなりません。そのためには、確かな学力を身につけさせることはもちろんですが、心の豊かさや健やかな体の成長を通して、いじめ・体罰による自殺・不登校を未然に防止するなど、「生きる力」が「生活に活かす力」となるよう、家庭における躾、学校における教育、そして地域の三者が一体となり連携を図ることで子どもたちを守り、育むことが使命であると考えております。

教育行政執行方針の理念を「心豊かな人を育む教育環境づくり」とし、北斗市教育目標であります

  1. 生命を大切にし、人権を尊重する心の育成
  2. 勤労に励み、学習に意欲を持ち、努力する人の育成
  3. 規律・常識・礼儀を重んずる人の育成
  4. 自然を大切にし、豊かな郷土を創造する人の育成
  5. 健康な心身をつくり、豊かな心を育むスポーツ・文化の振興

の実現に向け、北斗市教育の充実発展を目指すことが、私に課せられた責務として、誠心誠意努めて参る所存でございます。

市議会議員各位、並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願いを申し上げまして、所信といたします。

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