東浜地区
松林
松林は、文久2年(1862年)に、当時、箱館奉行支配組頭の栗本瑞見が、自ら植裁した松苗をこの地に植
樹したものです。その一部が東浜に松林となって現在も残っています。
栗本は、安政5年(1858年)七重(現七飯町)に薬園を開く一方、佐渡より杉と松の種子を取り寄せ、そ
の苗が4~5尺になったものが10万本に達したので、五稜郭(現在の五稜郭公園)に植樹したのをはじめ、
箱館より七重浜を経て大野、有川(旧上磯町)の二村に至る道路と箱館から亀田・桔梗野を経て七重に至る
道路に植樹しました。
この杉と松苗を村民に安価で売り与えることも見込んで計画的に植苗したものであるといわれています。
平成20年10月 北斗市教育委員会