矢不来2地区
北斗市指定 史跡矢不来台場跡
指定年月日 平成18年2月1日
所有者 笹谷キミ
箱館戦争の時、最も激しい戦いがあった台場です。箱館の押付台場と向かい合い箱館湾を守るため、前
幕領時代(1799~1821年)に造営され南部藩が守備しています。
安政元年(1854)蝦夷地はふたたび幕府の直轄地となり、箱館奉行の竹内保徳などにより、この台場
の増強が必要なことを幕府に上申しています。
明治2年(1869年)の箱館戦争では、この台場を幕府脱走軍(榎本軍)が修理し、新たに第2台場を
造営して大鳥圭介ほか約500名が守っていましたが、同年4月の官軍による激しい砲撃・艦砲射撃にあ
い七重浜に退散しています。
この戦いで衝鋒隊隊長 天野新太郎ほか死傷者約70名を出しています。
平成21年12月 北斗市教育委員会