北斗市指定文化財(無形民俗文化財)

民俗芸能 有川天満ばやし

 

 所 在 地:北斗市中央1丁目3-3 有川大神宮

 所 有 者:有川天満ばやし保存会 会長 田島英晴

 指定年月日:平成18年2月1日(旧上磯町指定:昭和62年3月28日)

 

説明: 説明: 説明: C:\Users\PC1\Documents\北斗市の文化財\bunkazai\image\18-1.jpg

 このお囃子は、上磯の鎮守有川大神宮の祭り行列に組み入れられる祭り囃子である。

 「天満ばやし」の伝承については、確かな資料はないが、有川大神宮の六角御輿が嘉永6年(1853)に、大

阪から陸路を経て日本海航路の北前船で上磯まで運ばれてきた時に、この御輿と一緒に大阪の天満ばやしが

伝授されたものと思われる。

 この囃子は、当時から有川大神宮の大祭時に山車巡回の際に演奏されるが、祭り行列は、御輿渡御、御稚児

行列、奴行列、山車巡回など、延々300mにも及ぶ荘厳豪華な行列となる。

 山車は、木車(栗の木)を基盤とし、人形を中心として、山川、草木、花などの造り物を巧みに飾り付け、

下部には、紅白の幕をはり、引き綱でひいて行進するが、囃子方は、人形山車に乗り込んで演奏した。

 衣装は揃いの浴衣に帯、手っ甲をつけ草履履きの出で立ちで、勇壮感あるリズムで祭りを一層盛り上げる貴

重な文化財である。

 現在は、青少年の健全育成の観点から子どもたちが、その主体となっている。

 この囃子の楽器の構成は、大太鼓1人(小太鼓を兼ねる)、小太鼓(締太鼓)5人、笛1人、鉦1人、三味線

1人からなる。

 曲目は5つの曲から構成されている。

 (曲 目)

 @二本たけ  山車が出る時の囃子

 Aよかぐら  山車が進行中の囃子

 Bぼうしょう 安泰祈願の囃子

  (曲の中に「大阪天満の真中で、唐かさ枕に寝ておった」の合いの手が入る)

 Cさくら   安泰祈願の囃子

 Dかえりやま 山車が帰る時の囃子

 

説明: 説明: 説明: C:\Users\PC1\Documents\北斗市の文化財\bunkazai\image\18-2.jpg



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