北斗市指定文化財(有形民俗文化財)
御神輿
所 在 地:北斗市中央1丁目3-3 有川大神宮
所 有 者:宗教法人有川大神宮 代表役員 種田信二
指定年月日:平成18年2月1日(旧上磯町指定:昭和39年10月1日)
有川大神宮の氏子総代らが協議のうえ、嘉永6年(1853)3月春、種田徳兵衛をはじめ、6名の総代が西廻
航路の北前船に乗り込み、日本海廻りで敦賀に上陸した。
大阪に出府して御神輿の購入にあたったが、完成されたものがなく、たまたま心斎橋通本町、鎌田常右衛
門店舗にあった京都伏見稲荷神社の発注品であったものを懇請して購入した。牛車で敦賀まで陸路を運び、
弁財船で海路当地まで運んだもので、その当時、蝦夷地に運んだ最初の御神輿であった。
郷土の人々の信仰の対象となった最も由縁の深いものである。
型は本道では珍しい六角造りで、「嘉永六年丑桃月大阪心斎橋通本町鎌田常右衛門調之」の銘が記載され
ている。