市民の皆様におかれましては、ますますご健勝のことと存じ上げます。
　また、日ごろから市政各般にわたり深いご理解と温かなご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

　はじめに、元日に発生いたしました能登半島地震において被災され、亡くなられた方、厳しい寒さの中、避難をされている方など、すべての方々にお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復旧・復興が実現されますことをお祈りいたします。

　さて、令和5年度は、「コロナとの共存」「猛暑」「物価高騰」、この3つのキーワードに象徴されたような年でしたが、市では、これらの課題解決に向け、躊躇なく各種施策を展開してまいります。

　まず猛暑対策として、子ども達が安全・安心な環境下で学習できるよう、市内全小中学校にエアコンを設置してまいります。

　さらに、北斗市は、令和5年3月に「ゼロカーボンシティ宣言」と「性の多様性を尊重するまち宣言」の2つの宣言をさせていただきましたが、これらの宣言に基づき、公共施設照明のLED化や既存の太陽光発電設備設置補助金に加え、新たな省エネ補助制度を創設し、温室効果ガスの削減を進めるとともに、市内中学校の制服統一化におきましても、性の多様性を意識し、市民の温かい理解が広がるような内容としております。

　そして何と言っても最大の課題は、少子化に端を発する人口減少問題です。近頃は各産業における成り手不足という形で問題が表面化しておりますが、北斗市では、令和5年度から市内中小企業が参加する学生向けの合同説明会の開催や、求人広告費などを補助する制度を開始しました。令和6年度は、農業や漁業などの一次産業、保育士や介護職、障害福祉職の成り手確保に向け、予算化し取り組んでまいりたいと考えております。

　私が2期目の北斗市政を担わせて頂くようになってから、2年が経過しました。上記のような、「誰一人取り残さない社会の実現」いわゆるSDGsの理念に基づく、まちづくりを進めているところでございますが、今後も、北斗市がよりよい街になるよう、各種施策に取り組んでまいりますので、引き続き、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。